相続ライターのなり方とは?必要なスキルや注意点

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Webライターの収入を上げるために、金融系に特化したライターになりたい

先日、相続関連の記事書いたら、意外と面白いし勉強になった!もっと書いてみたい

本記事では、相続ライターになる方法や注意点、必要なスキルを解説します。

相続ライターとは、名前の通り、相続ジャンルに特化したライターです。

日本は高齢化社会であり、今後も相続や終活、介護などのニーズが高まると予想されています。

また、今の高齢者はスマホやパソコンを扱える人も増えてきており、相続関係の士業事務所やサービス事業者がオウンドメディアやSNS、メルマガなどで集客するケースも増えています。

たじみゆ
たじみゆ

相続ライターは今後、需要が増す可能性が高いので特化ライターを目指したい人にもおすすめです!

私も、相続関係の記事執筆の仕事を中心に請けていたら収入が徐々に増え、今では毎月50〜60万円ほど稼げるようになりました。

本記事では、その経験を活かして、相続ライターの特徴やなり方、必要な知識・スキルを解説します。

Webライター初心者や未経験者は、こちらの記事もぜひお読みください。

この記事を書いた人
この記事でわかること
  • 相続ライターとは何か
  • 相続ライターのメリット・デメリット
  • 相続ライターになる流れ
  • 相続ライターになるときの注意点

相続ライターとは?メリット・デメリット

相続ライターとは、名前の通り、相続に特化したジャンルの記事を書くライターです。

たじみゆ
たじみゆ

相続ライターになるには、特別な資格も必要なく「これから相続関連の仕事を多く受注したい」と思った時点で名乗れます

日本は高齢化が進んでおり、相続関連の需要も今後伸びていくと予想されています。

そのため、今のうちに相続ライターとして自分の専門性を高めておくと下記のメリットがあるはずです。

メリットデメリット
・単価が比較的高めである
・金融よりさらに専門性を絞れているため、ライバルが少ない
・Webディレクターなど別職種も任せてもらえる場合がある
・専門性が高いため、執筆ジャンルの勉強も必要である
・税理士や弁護士など国家資格持ちには適わない部分もある
・納品した記事を自分の実績として紹介するのは難しい

なお、上記のように相続に関するジャンルは向き不向きがありますし、税理士や弁護士などの専門家と比べて資格のないライターは仕事を受注しにくい場面もあります。

たじみゆ
たじみゆ

少しでも相続ライターが気になる!相続やシニア関連の仕事を増やしたいなら、相続ライターと名乗ってみるのもアリです

【体験談】相続ライターのなり方

相続ライターになる流れは通常のWebライターになる流れと大きな違いはありません。

しかし、相続について専門性を証明するために、FP資格を取っておくのがおすすめです。

相続ライターのなり方は、下記の通り。

相続ライターになる流れ
  • Webライティング・SEOを勉強する
  • FP3級・2級を取得する
  • 相続・金融関連の仕事を受注する
  • 最新情報や関連スキルを勉強し続け仕事の幅を広げる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Webライティング・SEOを勉強する

まずは、WebライティングやSEOを勉強します。

この時点では、相続に特化する必要はないので下記の方法で効率よく学んでいくのがおすすめです。

Webライティング・SEOを勉強する方法
  • Webライティング講座を受講する
  • Webライティングに関する本を読む、Youtubeを見る
  • 相続に限らず、クライアントワークをこなす
  • 自分でブログを運営してみる

通常のWebライターから相続ライターへ特化していく時点で、下記のレベルまで到達しておくと仕事につながりやすいです。

  • 自分で構成作成から執筆、Wordpress入稿までできる
  • 記事のリライトもできる
  • 自分のブログ運営などを通じてサイト全体や記事を分析できる
たじみゆ
たじみゆ

上記ができると、単なるライターさんとしてではなく、Webマーケティングにおいて頼れる人とクライアントに思ってもらえるようになります

FP3級・2級を取得する

Webライティングについての知識を身につけると共に、相続や金融関連の勉強をしていきましょう。

相続に関する資格はいくつかあり、中には弁護士や税理士、司法書士といった国家資格もあります。

たじみゆ
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ただ、相続ライターになるためだけに士業資格を取得するのは、あまり現実的ではありません

勉強時間や学べる内容、仕事に活かせる資格としてコスパが良いのは、FP3級・2級です

たじみゆ
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可能であれば、2級まで取得しておきたいところです

FP2級を取得していれば、相続関連の士業の先生とある程度同じ土台で話ができますし、先生から専門的なアドバイスやフィードバックを受けたときに理解しやすいです。

「FP2級がなければ相続ライターとして稼げない」ということはありませんが、FP2級に何度も落ちる、そもそも勉強が辛い人は、相続ライターが向いていない可能性もあります。

FP3級・2級はそれほど難しい資格ではなく、下記の教本や過去問を何度か繰り返せば合格できます。

相続・金融関連の仕事を受注する

FP3級や2級の勉強を始めた、資格を取得したあたりで、相続や金融関連のWebライティングを受注しましょう。

MEMO

この時点では、相続ライターとしての実績がないので文字単価1〜2円程度の仕事に応募するのがおすすめです。

もちろん、仕事に応募・受注すると共にWebライティングやSEO、相続についての勉強も続けましょう。

たじみゆ
たじみゆ

まずは採用された仕事を丁寧にこなし、次回以降の仕事につなげる意識を持てば大丈夫です!

最新情報や関連スキルを勉強し続け仕事の幅を広げる

相続は税制改正などでルールが変わることも珍しくないので、常に最新情報の勉強を続けましょう。

たじみゆ
たじみゆ

余談ですが、相続ライターのクライアントは士業の先生も多いので「熱心に勉強している人」を評価してくれる傾向があります

相続や金融に関する知識を学ぶことも大切ですが、同時にSEOやWebマーケティングの最新情報も勉強し続けると非常に喜ばれます。

知識の幅を広げ深めていく中で、クライアントと長期的な関係を築ければ「記事を書いてくれるライターさん」としてだけではなく「Web集客やSEOについて相談できる人」「広告コピーも事務所のチラシの文章も考えてくれる人」となる可能性もあるでしょう。

たじみゆ
たじみゆ

私もずっとお付き合いのあるクライアントからは、ディレクター職も任されるようになりました

相続ライターに必要な知識・スキル

相続ライターとして仕事をするのにあった方が良い知識やスキルは、いくつかあります。

どの知識も奥が深いので「学べば学ぶほど自信が持てない」とならないように①どんな知識が必要なのか②どの程度のレベルが求められるかを見ていきましょう。

必要な知識・スキル
  • Webライティング力
  • SEOの知識
  • WordPress入稿スキル
  • 相続に関する知識
  • 金融・不動産などの関連知識
  • 金融・不動産などの関連知識
  • Webマーケティング力
  • コミュニケーション力

Webライティング力:読みやすい文章が書ければOK

相続ライターとして仕事をするなら、ある程度のWebライティング力が求められます。

MEMO

相続や金融ジャンルはどうしても難しい内容の執筆となるので、一般の人がとっつきにくいと感じることをわかりやすく執筆するスキルが求められます。

また、相続や金融では間違った情報を読者に与えるのは避けたいので、断言すべき部分はする、断言できない場合は「〜でしょう」などといったように表現の使い分けも必要です。

SEOの知識:王道でコンテンツファーストの知識があればOK

相続ジャンルは士業事務所や終活や葬儀、介護系のオウンドメディアがしのぎを削っている激戦ジャンルのひとつです。

そのため、Webライターとして採用されたいならSEOの知識も求められます。

一方で、激戦ジャンルである分、行うべきSEO対策は下記のようにシンプルかつ王道のものが多いです。

  • 狙ったキーワードの検索意図を考え、満たす記事を考える
  • 1つの記事で読者を満足させるのではなく、トピッククラスターを形成する
  • 必要に応じて画像や図解を使用する
  • 監修者の情報を掲載し、記事やサイト全体のEEATを高める
たじみゆ
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これらのSEO施策を愚直にひとつずつこなしていく根気が求められるともいえます

WordPress入稿スキル:あるに越したことはない

WordPress入稿スキルはあるには越したことないが、入稿できないからといって仕事をもらえないわけではありません。

私も相続や金融ジャンルの記事を多く執筆していますが、Googleドキュメント納品やWord納品の仕事も多いです。

たじみゆ
たじみゆ

反対に入稿まで任される仕事もあります

また、最終的にディレクター職を目指すのであれば、Wordpress入稿を任されることが多いと理解しておきましょう。

相続に関する知識:記事を書くのに困らなければOK

相続に関する知識もあればあっただけ良いですが、最低限記事を書くのに困らなければOKです。

MEMO

今は士業事務所もオウンドメディアを用意しているところが多いので、一般の人も相続について学びやすくなっています。

そのため、効率は悪いですがクライアントからキーワードを渡され、都度調べて執筆する形でも問題はありません。

しかし、士業の先生から今後の集客について相談してもらう、もしくはこちらから何か提案するときには相続について幅広い知識があった方が喜ばれます。

また、相続ジャンルは士業の先生が監修につくことも多いです。

まずは、監修の先生の指摘事項をひとつずつ理解していく、次回から同じ修正をもらわないようにしていくのが良いでしょう。

金融・不動産などの関連知識:調べればわかる程度でもOK

相続ジャンルは金融や不動産、介護、葬儀など他のジャンルとも密接に絡み合っています。

そのため、これらの関連ジャンルの知識もあるに越したことはありません。

例えば「相続 不動産 売却」といったキーワードで記事を書く場合、相続の知識だけでなく不動産売却の知識も必要です。

ただ、関連ジャンルの知識はあまりにも幅広いため、まずは関連知識としてどんなものがあればわかる+必要な知識は都度調べて確認できるレベルであればOKです。

たじみゆ
たじみゆ

「何を調べればよいかわからない」「そもそも記事のニーズが想像できない」といった場合は、関連ジャンルおよび相続ジャンルの知識不足の可能性があります

Webマーケティング力:徐々に身につければOK

Webライターだけでなく、将来には相続に特化したWebディレクター、Webマーケターとして活躍したいなら、Webマーケティングについても勉強しましょう。

ただし、始めのうちはライティングやSEO、相続の勉強でいっぱいいっぱいのはずなので、Webマーケティングまで手が回らなくても無理はありません。

仕事をこなすにつれ、クライアントのホームページやSNS、メルマガを読み込んでみる、競合記事のオウンドメディアも分析するなどできることから勉強していくのが効率的です。

たじみゆ
たじみゆ

自分でブログを運営するのもサイト全体の集客を学べるのでおすすめです!

コミュニケーション力:相手のニーズを理解できればOK

コミュニケーション力は、相続に限らずWebライター全員に求められる能力です。

MEMO

Webライターはブロガーと異なり、クライアントワークをこなす必要があります。

たじみゆ
たじみゆ

誰ともやりとりせず、収入を受け取ることはできません

いわゆる報連相や基本的なビジネスマナーや敬語を使うことを求められます。

他にも、クライアントとチャットやメールでやり取りするのがほとんどなので、テキストのみでコミュニケーションする力も必要です。

また、将来的にクライアントのWeb集客に深く関わりたいなら、クライアントのニーズを聞き取り提案する力も身につけなければなりません。

たじみゆ
たじみゆ

とはいえ、まずは相手を不快にさせない、信頼してもらえるコミュニケーションを取れれば大丈夫です!

相続ライターになるときの注意点

相続ライターを目指すときは、そもそも士業などの有資格者でないと採用しないメディアもあること、納品物は基本的に自分の実績として公開できない点に注意しましょう。

相続ライターの注意点は、主に下記の通りです。

注意点
  • 有資格者しか採用しないメディアもある
  • 納品した記事は自分の実績として公開できない可能性が高い
  • 単価が高い記事は相続以外の知識も求められる
  • 取引先をたくさん増やすタイプのWebライターには向かない
  • 海外関連の仕事を増やしたい人には向かない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

有資格者しか採用しないメディアもある

士業事務所のオウンドメディアやシニア向けのメディアの中には、税理士や弁護士など有資格者しか採用しない場合もあります。

執筆者として顔出し・本名記載を求めているメディアもあります。

応募条件を満たしていないメディアに応募や問い合わせをしてもまず採用されることはないので、やめておきましょう。

たじみゆ
たじみゆ

相手企業にも迷惑がかかりますし、あなたの時間も無駄にします

納品した記事は自分の実績として公開できない可能性が高い

相続ライターとして士業事務所のオウンドメディアなどで記事を書いた場合、基本的に納品物を自分の実績として第三者に公開できません。

MEMO

納品物は監修の先生がつくことが多いですし、士業事務所に所属している先生が編集・執筆者になることも多いからです。

そのため、相続関連の記事執筆を受注しても「税理士法人のオウンドメディアにて相続ジャンルの記事を合計10記事執筆」などのようにしか、ポートフォリオには記載できません。

たじみゆ
たじみゆ

とはいえ、相続ライターあるあるなので、採用担当者やクライアントも実績を公開できなくても理解を示してくれるはずです

単価が高い記事は相続以外の知識も求められる

記事単価や文字単価が上がると、相続以外の関連知識も求められますし、SEOやセールスライティングなどの知識も必要になります。

相続ライターになったからといって、すぐに高単価案件をバンバン受注できるわけではないと理解しておきましょう。

取引先をたくさん増やすタイプのWebライターには向かない

相続ライターとして稼ぐ場合、取引先を10社、20社と増やしていくのは現実的ではありません。

相続業界は意外と狭く、取引先を増やそうとしてもクライアントの競合他社ばかりになってしまうからです。

例えば、税理士事務所で相続関連のコラムを書く仕事に採用されたとします。

たじみゆ
たじみゆ

この場合、新たに別の税理士事務所で相続系の記事を書くのは難しいでしょう

法律や業務委託契約書などでは「競合他社と仕事をしてはいけない」など決められてはいませんが、どっちのクライアントにも良い顔をし続けるのは難しいです。

後は、執筆テーマが似通ってしまうと、単純に書き分けが難しく意図せずコピペ率が上がる場合もあります。

そのような事態に陥るよりは、クライアントを複数の士業事務所やシニア向けのメディアに絞り長期的にお付き合いする方がお互いにとってよいはずです。

海外関連の仕事を増やしたい人には向かない

日本の相続は日本のルールに従うため、海外関連の仕事を増やしたい人や英語スキルを活かしたい人には不向きです。

「海外でも相続税ってあるの?」といったコラム記事を書く場合もありますが、それ以外で海外が出てくるケースは稀です。

たじみゆ
たじみゆ

英語スキルを活かしたい、海外の記事を横展開して執筆したい場合は、相続以外のジャンルに特化した方が良いでしょう

需要が増えるジャンルで記事を書きたいなら相続ライターに挑戦してみるのもおすすめ

現在、執筆ジャンルを絞り高単価案件を受注できるライターになりたいと考えている人は、思い切って相続ライターを目指してみてはいかがでしょうか。

最初はとっつきにくいと感じることもあるかもしれませんが、相続は決められたルールに則り手続きを進めていくのが基本なので、一度わかれば様々なキーワードの記事に対応できます。

また、実生活でも相続についての知識は役に立ちますし、不動産や金融、介護など執筆ジャンルの幅を広げていくことも可能です。

本記事で紹介した相続ライターになる流れは、下記の通り。

相続ライターになる流れ
  • Webライティング・SEOを勉強する
  • FP3級・2級を取得する
  • 相続・金融関連の仕事を受注する
  • 最新情報や関連スキルを勉強し続け仕事の幅を広げる

少しでも良さそう!と思った人は、まずはFP3級の取得やWebライティングの勉強を始めてみてください。

この記事を読んだ人が1人でも多く、Webライターとして理想の働き方や暮らしを実現できることを願っています。

たじみゆ
たじみゆ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました

完全に余談にはなりますが、私は相続ライターとして年間300記事近く相続関連の記事執筆やリライトをしています。

士業事務所や葬儀会社、介護関連事業のWeb集客やコンテンツ作成にお悩みの人は、お気軽にお問合せください。

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