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Webライターの仕事に応募するときにポートフォリオがあると良いの?
どんな内容を記載すればいい?
これまでの経歴や執筆実績、希望単価などをまとめておくと良いですよ!
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、Webライターがポートフォリオに記載すべき項目を9個紹介していきます。
ポートフォリオとは自分の作品をまとめたものであり、Webライティングの仕事に応募するときに応募文に添える形で使用します。
ポートフォリオがあれば、ご自身の執筆実績を確認してもらいやすくなりますし、クライアントに信頼されやすくなるはずです。
ただし、ポートフォリオの内容によっては「執筆実績が不足している」「よくわからない内容で信頼できない」と逆効果になる恐れもあるのでご注意ください。
本記事では、Webライター歴7年目の筆者がポートフォリオに記載すべき内容や作成の流れを紹介します。
- Webライターがポートフォリオに記載すべき内容がわかる
- Webライターがポートフォリオを作成する流れがわかる
- Webライターがポートフォリオを作るときのコツがわかる
Webライターがポートフォリオに記載すべき内容
Webライターがポートフォリオを作成するときには、執筆実績のタイトルやURLを掲載するだけでなく下記の情報を記載しておくのがおすすめです。
- 自己紹介
- 経歴
- 資格
- これまでの執筆実績
- 対応できる業務内容
- 執筆可能なジャンル
- 希望文字単価・報酬
- 稼働時間・量
- 連絡先
それぞれ実際に私が作成したポートフォリオをもとに、詳しく紹介していきます!
まずは簡単に自分がなぜWebライターの仕事を始めたか、書いておきましょう。
仕事の意気込みなどを書いても良いと思います
他には、何がクライアントの目に留まるかわからないので、下記の項目も記載しておきましょう。
- 年齢
- 出身地・居住地
- 趣味・特技
もちろんすべてを記載する必要はなく、隠しておきたい情報はそのままにしておきましょう。
クライアントに「こんな感じの人なのね」と親近感を持ってもらえる程度でも大丈夫です!
続いて、自分の経歴もまとめておきましょう。
- 学歴(研究内容や専攻)
- 職歴(担当業務内容や勤めていた業界)
上記を記載しておけば「業界経験者に記事を書いてほしい!」と考えているクライアントに見つけてもらえる可能性があります。
私の場合、下世話な言い方ですが士業の人に学歴を評価してもらえることが多いので記載しています
これまでに取った資格があるなら、記載しておきましょう。
ただしすべての資格を記載しするのではなく、自分がWebライターとして受注したいジャンルの資格を記載しておきましょう。
例えば私の場合は、金融や相続ジャンルに特化したライターのため、お金の資格について多めに書いています。
反対に、特に仕事に結びつかないであろう普通自動車免許などは書いていません!
自己紹介や経歴の記載が完了したら、ポートフォリオのメインであるこれまでの執筆実績を書いていきましょう。
執筆実績を記載するときは「記事タイトル」と「URL」だけでなく、下記まで丁寧に書いておくとクライアントに実績をアピールしやすいです。
- 掲載メディア名:今日からあなたもWebライター
- Webライターの仕事の取り方や営業のコツを解説しているブログ
- 担当業務:KW選定・構成作成・本文執筆・画像作成・入稿
- 執筆記事の例:Webライターに向いてる人の特徴6つ|必要なスキルは何?
ライター採用の目線からすると記事のURLだけでは情報が不十分で、実際には「応募者がどの作業をどこまで担当したのか」が気になります。
- クライアントが用意したKWを構成作成から初稿提出まですべて担当した
- クライアントが用意した構成案をもとに本文のに執筆した
上記の場合、前者の方が「SEOに関する知識もありそうだな」と思ってもらえます。
他にも本来は本文執筆のみを依頼しようと思っていたが「文字単価上乗せするから入稿までお願いします」などと言ってもらえる場合もあります。
仕事の幅を広げる、受注可能性を上げるために担当業務まで記載しておきましょう!
実績がない人はサンプル記事を用意しておく
記名記事や実績として公開できる記事がひとつもないです……
自分のブログやnoteにサンプル記事を用意しておきましょう!
Webライター未経験者や初心者は、公開できる実績自体がないケースも珍しくありません。
お金が絡んでいないサンプル記事も実績になるの?
編集の手が入っていない分、ライターの実力がわかり喜ぶ採用担当者もいます!
仕事として執筆したわけではないサンプル記事でも、クライアントに下記のアピールが可能です。
- 編集の手が入っていなく自分のライティング力やSEOの知識を示せる
- サンプル記事を作成したやる気をアピールできる
- 執筆ジャンルの知識をアピールできる
大手メディアでの執筆実績は確かにアピール要素のひとつになりますが、「編集の手が入っているかも」「大手ドメインの力で結果を出せただけでは?」と感じるときもあります。
そのため、私はライターを採用する際には実績とサンプル記事があれば両方を必ず確認しています。
実績がたくさんある人は掲載内容を絞っておく
Webライターとして経験を積むと、ありがたいことに執筆実績が多すぎる人もいるのではないでしょうか。
- 記名記事でのコラム連載
- 同じメディアで長期にわたり継続依頼を受注している
上記の場合は執筆実績の紹介を絞ることも意識しましょう。
- 執筆してもらいたいメディアと同ジャンルの実績があるか見つけにくい
- Webライターを始めたばかりに書いた質の低い記事も掲載されている
上記の場合は、ポートフォリオが逆効果に働く恐れもあります。
そのため実績が増えてきたら、自分がこれから受注したいジャンルや自信をもってアピールできる実績のみ紹介するのがおすすめです。
執筆実績でも書いているかと思いますが、対応できる業務内容もまとめておきましょう。
- キーワード選定
- 構成案の作成
- 記事執筆
- 編集・ディレクション業務
- 金融記事の監修
- 画像選定
- 画像作成(canvaを使用しています)
- WordPress入稿
上記のように業務内容をまとめておくと「構成案からまるまるお任せしよう」などクライアントが判断しやすくなります。
業務内容と同様に執筆可能なジャンルも、実績とは別にまとめておくとわかりやすくなります。
箇条書きで書いておけばOKです!
依頼内容のミスマッチを避けるためにも、希望文字単価やその他の報酬に関しても記載しておきましょう。
低単価案件のスカウトが来るのを避けられますよ
Webライター未経験者や初心者であり「少しでも受注を増やしたい!」と考えているのであれば、希望文字単価や報酬について記載しないのも選択肢のひとつです。
稼働時間や稼働量に関してもポートフォリオの中で触れておくと、クライアントに信頼されやすいです。
採用担当者やメディア編集者は「納期までに決められた本数を公開する」ことが仕事のひとつです。
そのため、採用するWebライターについて下記を丁寧に確認しています。
- 1週間もしくは1ヶ月でどれだけ納品できそうか
- コンスタントに記事を書いてくれそうか
- 副業なのか専業ライターなのか
なお、副業ライターだから採用時に絶対不利になるなんてことはありません。
実際に、副業ライターで稼いでいる人もたくさんいます
ただ平日日中は正社員として働いている副業ライターならば、平日日中は対応できないことや稼働時間について明記しておきましょう。
ポートフォリオに必ずいれていただきたいのは、連絡先です。
自分が応募時の添付書類としてポートフォリオを使うだけでなく、ポートフォリオ自体が営業ツールになってくれる可能性があります。
ブログを用意しているなら、ブログのお問い合わせフォームのリンクを挿入しておくのがおすすめです。
Webライターがポートフォリオを作成・公開する流れ
ポートフォリオはできるだけ多くの人の目に触れるように、インターネット上に公開しておくのがおすすめです。
具体的にはwordpressで作成したブログやnoteなどで公開するのが良いでしょう。
Webライターがポートフォリオを作成、公開するまでの流れは、下記の通りです。
- ポートフォリオの掲載先を決める
- サンプル記事を用意する(公開実績がない人)
- 実績として掲載する記事を選ぶ
- ポートフォリオの記載事項を入力する
- 定期的にポートフォリオを更新する
それぞれ詳しく解説していきます!
まずはポートフォリオの掲載先を決めましょう。
具体的には、下記の方法で公開するのが良いでしょう。
- wordpress
- note
wordpressもしくはnoteを用いれば、自分のポートフォリオだけでなくサンプル記事も公開可能です。
wordpressであれば、クライアントにwordpressのスキルやメディア運営のスキルもアピールできます
ただし、wordpressでブログを作成すると月額1,000円程度の費用がかかります。
とはいえ、Webライターやブログの収入ですぐに元を取れるはずです!
noteは無料で文章を公開できるプラットフォームです。
Webライター初心者や未経験者で実績できる記事がない人は、サンプル記事を用意しましょう。
ポートフォリオに掲載するサンプル記事を書くときは、下記の流れで記事を作成しましょう。
- キーワードを選定する
- 検索上位や読者の悩みを参考に構成作成をする
- 本文執筆をする
- wordpressに入稿する
クライアントから依頼を受け記事を書くときにも、基本的に上記の流れで行います
可能であれば、サンプル記事とともに構成案や記事の狙い、読者像なども記載しておきましょう。
すでにWebライターとして活動しており実績が豊富にある人は、ポートフォリオに掲載する記事を選びましょう。
ポートフォリオにはすべての実績を載せる必要はなく、クライアントにアピールしたい記事のみ記載しておくのがおすすめです。
Webライター初心者の頃に執筆して今振り返ると、質が高くない記事などは載せない方が良いです
掲載する実績を選んだら、先ほど解説したポートフォリオの記載事項を埋めていきましょう。
クライアントに自分の得意ジャンルや得意とする業務内容をアピールするために、ポートフォリオの記載内容にも一貫性を持たせることが大切です。
例えば私の場合は、相続や金融ジャンルを専門としているので資格や学歴、執筆実績も金融関連のものを多く記載しています。
その場合は、とりあえず自分の実績や資格、アピール要素をすべて書いてみるのも選択肢のひとつです。
ポートフォリオは一度作成して終了ではなく、定期的に更新していきましょう。
- 資格や経歴
- 執筆実績
- サンプル記事
- 対応できる業務内容
- 報酬
上記については3ヶ月から半年に1回程度は、内容を見直して更新していきましょう。
最新情報をもとにポートフォリオが作られている場合、マメなWebライターだなと評価される可能性もあります
ポートフォリオを作るときのコツ
ポートフォリオを作るときには、当たり前ですが誤字脱字や表記ゆれを失くす、クライアントの許可を得た執筆実績のみを記載するなどの点に注意しましょう。
クライアントに信頼してもらえるポートフォリオを作るには、下記を意識してください。
- 誤字脱字や表記ゆれをなくす
- 自分のスキルや経歴を漏れなく記載する
- 他のライターとの差別化を意識する
- 執筆実績は対応した業務内容まで記載する
- PVや検索順位などのデータを盛り込む
- 最新情報になるようにポートフォリオを更新する
- 執筆実績を計算する際はクライアントの許可を得る
- 個人が特定される情報を記載しない
それぞれ詳しく解説していきます。
当たり前ですが、ポートフォリオの誤字脱字や表記ゆれは極力なくしましょう。
表記ゆれとは、下記のように記事の中やサイト全体で送り仮名などが異なる状態です。
- 引っ越し、引越し
- Wifi、Wi-fi
表記ゆれがあると読者が文章を読みにくく感じるので、極力なくしましょう
対応できる業務内容やこれまで培ってきたスキルは、漏れなく記載しておきましょう。
インターネット上では様々なクライアントがWebライターを探していますし、何の情報がクライアントの目に留まるかわからないからです。
特に、自分の強みや受注したいジャンルが定まっていないWebライター初心者や未経験者は、これまでの経験を詳しく書いておきましょう。
Webライター中・上級者を目指していくのであれば、他のライターとの差別化も意識していきましょう。
特に高単価の案件になればなるほど、単純なWebライティング力だけでは差がつきにくく、執筆者の経歴やスキル、執筆ジャンルに関する知識などが問われます。
私も相続ライターとしての強みをアピールするポートフォリオにしたところ、収入が2倍、3倍と増えていきました
継続依頼を受けられるようになってきて、もっと収入を安定させたい、増やしたいと考えたときには自分の強みや執筆したいジャンルを意識していきましょう。
執筆実績を掲載するときには、サイト名や記事タイトル、URLだけでなく、対応した業務内容まで記載しましょう。
例えば、構成作成から依頼できるWebライターを探しているクライアントからしたら、本文のみ執筆した実績よりも構成作成から担当した実績を見たいはずです。
クライアントの気持ちに立ってポートフォリオを作れば、信頼、評価してもらいやすくなりますよ
実績を掲載する際には、可能な範囲でPVや検索順位などの数字を盛り込みましょう。
具体的には、下記のようにアピールするのが良いでしょう。
- 「〇〇 △△」のキーワードで記事を執筆し検索順位1位を獲得しました
- オウンドメディア立ち上げから執筆を行い3ヶ月で〇万PVまで成長させました
ただPVや検索順位などのデータは結局のところ、掲載先メディアのドメインパワーや信頼性などにも左右されます。
数字やデータによる実績を強みにする一方で、それのみに頼ると「ドメインパワーで1位取れたとかは一切考えないのかな」と採用担当者が疑問を抱く可能性はあります。
ポートフォリオを公開するまでの流れでも書きましたが、ポートフォリオは最新情報になるように常に更新しましょう。
ある程度、継続案件が増えてきて実績の増え方が落ち着いてきたWebライター中級者以上は、3ヶ月から半年程度に1度の頻度で更新するのが良いでしょう。
Webライター中級者以上は更新時に「記載をやめる実績はないか」の目線で確認しておくのも良いですね
クライアントに納品した記事を執筆実績として自分のポートフォリオで公開したい場合は、クライアントの許可を得てからにしましょう。
Webライターはほとんどの仕事で納品時にクライアントに記事の著作権を譲渡しているはずです。
場合によってはクライアントとトラブルに発展しますし、信頼も失ってしまうので絶対にやめましょう!
実績を増やしたいのであれば、応募時や納品のタイミングで「実績として公開可能か」をクライアントに相談してみるのがおすすめです。
ポートフォリオにはある程度自分の情報を記載する必要はありますが、住所など個人が特定される情報を記載しないようにしましょう。
具体的には、下記のように作成すれば個人情報の特定を防げます。
- 本名の公開は慎重にする(ライターネームのみ記載でもOK)
- 住所は記載しない(都道府県もしくは市区町村レベルにとどめる)
- メールアドレスを記載するのではなくお問い合わせフォームを設置する
本名に関しては判断が難しいところですが、私はポートフォリオやクラウドソーシングではライターネームを活用しています。
FP保有者として監修などをする際や正式に契約を結んだ後は、請求書送付時の混乱を防ぐために本名でやり取りをしています。
この方法で7年Webライターとして活動していますが、不利益が生じたことはありません
Webライターがポートフォリオを作成するときによくある質問
最後に、Webライターがポートフォリオを作成するときによくある質問を回答と共に紹介していきます。
- ポートフォリオに記載すべきでないものは?
- Webライターがポートフォリオに記載すべきでない情報は、公開を許可されていない執筆実績です。
著作権がクライアント側にあり、クライアントが掲載許可していない実績は掲載しないようにしましょう。
他にも個人を特定できる情報をポートフォリオに掲載するときには注意が必要です。
- Webライターはポートフォリオに何を記載すべき?
- Webライターがポートフォリオに記載すべき内容は、主に下記の通りです。
・自己紹介
・経歴
・資格
・これまでの執筆実績
・対応できる業務内容
・執筆可能なジャンル
・希望文字単価・報酬
・稼働時間・量
・連絡先
Webライター未経験者や初心者で実績の公開が難しければ、ブログやnoteでサンプル記事を用意しておきましょう。
まとめ
Webライティングの受注率を上げたいのであれば、ポートフォリオを作成してみるのがおすすめです。
ポートフォリオに掲載できる実績や記事がない人は、自分でwordpressブログを立ち上げる、noteアカウントを作成するなどをしてサンプル記事もあわせて作成するのが良いでしょう。
ポートフォリオを作成、公開する流れは、下記の通りです。
- ポートフォリオの掲載先を決める
- サンプル記事を用意する(公開実績がない人)
- 実績として掲載する記事を選ぶ
- ポートフォリオの記載事項を入力する
- 定期的にポートフォリオを更新する
なお、ポートフォリオは一度作った後も実績が増えるたびに更新していくことが大切です。
Webライター中級者以上を目指す人は、他のライターとの差別化や自分の強みを活かすポートフォリオ作りも行っていきましょう。
この記事を読んだ人が自分なりのポートフォリオを作成し、受注率が上がることを願っています!
ここまでお読みいただきありがとうございました
当ブログをお読みいただき、ポートフォリオを作成していただいた人向けにポートフォリオの添削および当ブログでの公開、宣伝を行っています。
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