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フリーランスになって、安定して月20万円稼げるようになってきた
生活に困らないのでこのまま維持したいが、フリーランスにとって現状維持は駄目なことなのかな?
私も長年悩んでいましたが、今は現状維持は悪いことではないと考えています!
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、フリーランスにとって現状維持は悪いことなのかを解説していきます。
ありがたいことにフリーランスの収入が安定して穏やかに過ごしていると、このままでいいのだろうか、現状維持している間に取り残されないか不安になってしまうときもありますよね。
私もフリーランスのWebライターとして、夫の扶養を抜け数年が経ちましたが、現状維持している自分に罪悪感や焦りを持っていました。
2024年になりようやく、今の状態を維持も立派だと考えられるようになり穏やかに毎日を過ごせています。
本記事では、私と同じように悩む人に向け、フリーランスにとって現状維持は悪いことなのか、どうしたら現状維持をやめられるかを解説していきます。
なお、稼働時間に余裕かあり、何となく暇だなと考えてしまっている人は下記の記事もお読みください。
フリーランスにとって「現状維持=悪」なのか?
フリーランスをしていると、常にスキルアップをしないといけない、周りはライバルで気を抜くと追い抜かれると悩んでしまうときもありますよね。
結果として、せっかく収入も仕事も安定してストレスフリーで働いているのに、毎日焦りや罪悪感を持ってしまう人もいるのではないでしょうか。
かつての私もそうでした
その日の家事も仕事も終わって夜になると急に不安になり、夫に「もう寝ていいのかな?」「ゲームなんてしてていいのかな?」と相談していました。
めっちゃ、うっとうしいですよね
ただ当時は真剣そのもので、自宅が仕事場でありオンオフの切り替えも上手く行かず、常に何かやらなきゃと焦っていました
今は、現状維持は必ずしも悪ではないと思っています。
自分の理想がはっきりしていて、それを実現できているのであれば現状維持は素晴らしいことではないでしょうか。
フリーランスにとって「現状維持は悪ではない」という意見
先ほど書いたように、2024年あたりから「フリーランスでも、現状維持で良いではないか」と思っています。
そう思っている理由は、主に下記の2つです。
- 目標達成し続けるのも立派な成果である
- 収入UP・右肩上がりの業績が成功とは限らない
それぞれ詳しく解説していきます。
フリーランスとして活動していると、常に新しいスキルを習得し、成長し続けることが求められるというプレッシャーを感じるかもしれません。
例えば、特定のクライアントから継続案件を受注しており、長期的な関係を築いていれば、収入も仕事内容も安定し現状維持に近い状態になるでしょう。
長期にわたりクライアントのWeb集客や売上に貢献しているのは、立派な成果と言えるはずです!
加えて、仕事だけでなく家事や育児もこなしているのであれば、もう生きているだけで立派レベルです。
フリーランスは良い評価も悪い評価も、もらう機会が少ないので、まずは自分で自分をほめましょう!
収入はフリーランスやWebライターにとって成功の指標のひとつと言えますが、それだけではないはずです。
例えば、フリーランスになった理由が「家族との時間を増やしたい」「自宅で働いて子供にお帰りと言ってあげたい」などであれば、収入ではなく仕事の自由度や働きやすさを意識すべきです。
フリーランスとして働いていると「自分はどんな暮らしをしたいのか」と考える機会が増えます
仮に、自分の理想の暮らしや働き方が「収入は今のまま維持して穏やかに過ごしたい」といったものであれば、現状維持でも目標を達成できているはずです。
フリーランスにとって「現状維持は悪」という意見
先ほどまでは「フリーランスにとって、現状維持は悪いことではない」と伝えてきましたが、SNSなどでは「フリーランスは停滞してはいけない」「現状維持だと、いつか仕事がなくなる」という意見も目立ちます。
確かに、スキルをガンガン身につけていくフェーズや収入を増やしていく段階の人は、現状維持している場合ではありません
フリーランスは現状維持ではいけないという意見は、主に下記の通りです。
- 現状維持はゆるやかな衰退である
- 現状維持していると市場・技術の変化に対応できない
- フリーランスになりたいと考える人は増えている
それぞれ詳しく紹介していきます!
SNSなどでは「現状維持は安定ではなく、ゆるやかな衰退である」といった意見を見つけるときもあります。
また、フリーランスは競争の激しい社会なので、現状維持でいると新しくWebライティングを始めた人に仕事を奪われていくリスクもあります。
確かに、クライアントは「予算内で良い記事を納品してくれるライター」を探していることが多いため、極端な話、あなた以外のライターに依頼しても良いわけです。
Webライターとして自分ならではのウリがない場合は、現状維持している場合ではないですね!
フリーランスやWebライター市場、Web業界は移り変わりが激しく、新しい技術やツールが次々と登場します。
例えば、2023年以降だとchatGPTなどの生成AIがWebライター業界に大きな影響を与えました。
2024年時点では、Webライターの仕事がすべてなくなってはいませんが、生成AI+ディレクターによる校正・校閲の仕事が増えてきています。
私もディレクターとして生成AIを使うときもありますが、質の低いライターよりはよっぽど良い文章仕上げてくるなと感じます
また、クライアントの中にも生成AIに興味を持っている人は多く、私が使ってみた感想を熱心に聞いてくださる人も多いです。
このように、最新知識を常に勉強しクライアントの提案に活かさなければ、だんだん仕事が減ってくる可能性があるでしょう。
フリーランスになりたい人や副業でWebライティングを始めたいと感じる人は、年々増えています。
現状維持でいると、新しくフリーランスになった人やWebライターになった人に仕事を奪われてしまう恐れもあるでしょう。
フリーランス業界やWebライター業界で生き残るためには、文章力や営業力、関連知識などを身につけていかなければなりません。
フリーランスで理想の働き方を追求した体験談
ここからは、Webライター歴9年目の私の話を少しさせてください。
本記事の冒頭でも、理想の働き方や現状維持は悪いことか悩んで、無駄に焦ってしまう時期があると書きました。
ただ今では理想の暮らしや働き方がはっきりしてきたので、あれこれ悩む時間が減ったように感じます。
私はフリーランスになってから、下記のように理想の働き方を追求してきました。
- フリーランス1~5年目:家族の都合最優先で働いた
- フリーランス6~7年目:扶養を出て収入UPをひたすら目指した
- フリーランス8年目:収入の壁を感じ「短時間で稼ぐ」を目標にした
それぞれ詳しく紹介していきます。
上の子の妊娠中にWebライターの仕事を始め、下の子が幼稚園に入園するまでは家族の都合最優先で働いていました。
空き時間に働くといった気持ちが強く、目標収入などはありませんでした
フリーランスとして達成したいこともなく、自宅でできるパート・アルバイトくらいの気持ちで取り組んでいたというのが近いです。
ただ、パートやアルバイトと違い自分で仕事を受注する必要がありますし、時給制ではないので下記を意識して作業していました。
- 少しでも「できそう」と思った仕事には、まず応募して後から勉強しまくる
- わからないことがあったら、すぐに調べる
- どうしたら自分の時給が上がるか、短い時間で稼げるかを常に考える
「どうしたら自分の時給が上がるか」の回答は人それぞれかと思いますが、私の場合は専門ジャンルを作ることと人より早く執筆することで達成していました。
下の子が幼稚園に入ったときに、収入が1ヶ月15万円を超える月もあったため、扶養を出て働くことを決意しました。
下の子に障害があるため、サポートが必要なのも理由のひとつでした
夫の扶養を出て国民健康保険に切り替えてからは、収入の壁がなくなり毎日ガツガツ働いていました。
ゲームのレベルアップ感覚で毎日の仕事や収入が増えることを楽しんでいました
このとき達成感と共に「今より収入がダウンしたらどうしよう」と考えるようになったため、働き方について悩むことも多かったです。
夫の扶養を出てから2~3年目で、毎月の収入が50万円を超えることが多くなってきました。
ここで再び「収入の壁」にぶつかります
というのも、夫の年収<私の年収になってしまうと、子供2人の扶養が夫の勤務先の健康保険ではなく、国民健康保険になってしまうからです。
夫とも話し合った結果、子供を夫の扶養にし続けるために、私は収入を増やしすぎないよう決めました。
収入上限が決まったため、今は稼働時間を短くする、心から楽しいと思える仕事をする方向にシフトしています。
何を現状維持するかの意識を持つことが重要
2024年時点、私は今のまま収入を維持しつつ、稼働時間を減らしたい、自分が興味ある分野で記事を書きたいと考えるようになりました。
まとめると、下記のイメージです。
- 現状維持する部分:収入
- 現状維持しない部分:稼働時間(減らしたい)、仕事内容(興味関心のあることをしたい)
このように、フリーランスの現状維持について考えるときには「何を現状維持するのか、それともしないのか」といった考えを持つことが重要です。
恐らく、SNSなどではこの部分がゴチャゴチャになっていて、何となく「スキルアップしないとダメ」「常に最高益を目指さないとダメ」と考えてしまう人が多いのではないでしょうか。
どんな働き方をしたいのか?実現するためには、何をすべきか?を常に考えていきましょう!
現状維持せず成長し続けたいフリーランスがすべき5つのこと
フリーランスとして成功するため、安定して稼ぎ続けるためには、常に成長を続ける努力をしなければなりません。
成長し続けたいフリーランスは、下記を意識して日々行動していきましょう。
- 常に新しい知識を吸収する
- 収入源を複数持つ
- 継続案件だけでスケジュールを埋めない
- 興味を持ったことにはすぐにチャレンジする
- 自分から情報発信する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フリーランスとして成長し続けるためには、常に新しい知識を吸収する姿勢が不可欠です。
最新知識の勉強方法は複数あるので、自分に合う方法を選びましょう。
- 業界関連、最新知識の本を読む
- オンライン講座に参加する
- セミナーに参加する
- 専門知識を解説しているブログやニュースサイトを定期的に確認する
他にも、XなどのSNSでWebライターやフリーランスとつながり、情報収集をするのもおすすめです!
フリーランスとして安定と成長両方を図るには、収入源を複数持つのもおすすめです。
例えば、複数のクライアントと仕事をする、クライアントワーク以外にブログ運営やコンテンツ販売を行うなども良いでしょう。
それぞれの仕事が互いに相乗効果が働くと、なお良いですね!
継続案件は収入を安定させるのに役立ちますが、フリーランスとして成長したいなら、継続案件だけでスケジュールを埋めないようにしましょう。
スケジュールに余裕がなく継続案件で埋まっていると、どうしても新しい知識を勉強しにくくなりますし、仕事の幅も狭くなってしまいます。
現状維持を避けたいなら、自分の興味を持ったことにすぐにチャレンジする意識を持ちましょう!
例えば、興味を持ったジャンルの仕事に新しく応募する、ブログやSNSで情報発信をするなどもおすすめです
後、これは体感ですがWebディレクターやクライアントもWebライターのSNSを日々チェックしています。
「〇〇に興味を持った」と呟いてから日が浅いうちに「〇〇を始めました!」と呟いている人は非常に印象に残ります!
この人フッ軽で、仕事の依頼もテンポよくこなしてくれそう
この人、〇〇について最近発信しているなぁ。仕事依頼しようかな
こんな風に感じて、DMなどで問い合わせをするときもあるほどです。
フリーランスとして毎日快適に過ごしていると、ついついマンネリ気味になるときもありますが、そんなときこそ新しいことに挑戦してみましょう。
先ほどの「すぐにチャレンジする」とも若干似ているのですが、現状維持を避けたいのであれば、自分から情報発信する意識を持ちましょう。
例えば、Webライティング関連の本を読んでいたとして「後で感想+要約をSNSで紹介しよう」と思いながら読むか、何となく読むかで理解度や吸収具合も変わるはずです。
前者の方が自分であれこれ考えながら読み進めるので、本の内容が身につきます
他にも、WebライターがSNSやブログで情報発信するメリットには、下記のものがあります。
- 自分の専門性やスキルをアピールできる
- Webライターやフリーランスの人と交流できる
- 仕事の依頼につながる可能性がある
学習効果を上げるだけでなく、人脈作りや営業になるのは非常にありがたいですね!
フリーランスの現状維持についてのよくある質問
最後に、フリーランスが現状維持で良いのか悩んだときによくある質問を回答と共に紹介していきます。
- フリーランスに主体性は必要?
- 会社に雇われていないフリーランスは自分で考えて行動しなければなりません。
受注する仕事や営業方法、仕事の進め方に関する裁量が大きい分、主体性が求められます。
- フリーランスは日本に何人いる?
- 令和4年に行った「就業構造基本調査」によると、フリーランスを本業としている人の人口は209万人でした。
有業者に対してフリーランスが占める割合は約3.1%です。
【まとめ】フリーランスはスキルアップが常に求められる
フリーランスの働き方は自由であり、現状維持も選択肢として確かにあります。
しかし、収入や仕事内容を維持するにしても、スキルアップは常にし続けなければなりません。
私も数年間にわたり現状維持は良いのか悪いのか悩み続けていましたが、収入や仕事内容、スキルアップについて分けて考えていなかったのが悩み続けた原因だと考えます。
長くなってしまいましたが、まとめると下記の通りです。
- 収入や仕事内容は現状維持でもOK
- 収入を上げ続けることではなく、自分の理想の暮らしや働き方を実現することが大切
- 一方で、スキルアップは常にし続ける必要がある
スキルアップについては、クライアントワークを通じて行うのでも良いですし、ブログやSNSによる情報発信を活用しても良いです。
本記事を読んだ人が、1人でも多く理想の暮らしや働き方を実現できることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました