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Webライターの仕事を始めてみたんだけど、Webディレクターの方が稼げるという意見も見た!本当なのかな?
Webライターのキャリアアップ先がWebディレクターなのかな?
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、WebライターとWebディレクターの違いやそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
Webライターは、インターネット上で公開される記事を書く仕事です。
そして、WebディレクターはWebサイトやオウンドメディアなどの制作管理をする仕事です。
例えば、Webライターが執筆した記事のチェックや入稿、Webライターへの仕事の割り振りをするのがWebディレクターの仕事です
WebディレクターはWebライター経験者がなることも多いですが、必ずしもWebディレクターになることがWebライターのキャリアアップではない点に注意しましょう。
本記事では、WebライターとWebディレクターの違いやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
Webライターとして月30万円、月50万円と収入を上げていきたい人は、下記の記事もお読みください。
- Webライター歴9年
- 現在の月収は50~60万円程度
- 8歳・5歳の子供を育児中
- FP2級取得、金融・相続専門ライター
- Webライターのキャリアアップ先がWebディレクターなのかどうか
- WebライターとWebディレクターの違い
- WebライターがWebディレクターになる方法
「Webライターからステップアップ=Webディレクター」ではない
最初に伝えておきたいのは、Webディレクターは必ずしもWebライターのキャリアアップ先ではないということです。
確かに、Webディレクターはライターが書いた記事をチェック、入稿する機会もあり、Webライターとして培ったライティング力やSEOのスキルが役立つ場合もあります。
しかし、Webディレクターはスケジュール管理能力、クライアントとの折衝能力、コーディングスキルなどが求められる場合もあるのでご注意ください。
Webライターとして経験を積んだから、絶対にWebディレクターになれるわけではありません
また、Webディレクターの場合、担当ライターの納品状況で仕事の忙しさが変わるため、Webライターのように自分のペースで仕事を進められるわけではありません。
求められるスキルだけでなく、向き不向きもWebライターとWebディレクターでは、大きく異なります
そのため、Webライターの経験を積んだらWebディレクターになろうと単純に考えるのではやめましょう。
むしろ、自分はどんな暮らしがしたいのか、そのためにいくら稼ぐ必要があるのか、どんな仕事をしたいのかを考えていく方が理想のキャリアを築きやすくなるはずです。
Webディレクターはライターの納品管理や記事チェックを行うため、Webライターの上位職のように考えている人もいるかもしれません。
しかし、フリーランスとして働く場合、Webディレクターの報酬がWebライターの報酬よりも低い場合もあります。
Webディレクターは時給・月給制、Webライターは文字単価や記事単価で働くことが多いです
一社としか取引しておらず稼働が少ないWebディレクターよりも、売れっ子で複数社から常に仕事を依頼されているWebライターの方が稼ぐことも普通にあります。
実際に私もWebライターを9年ほどやっており、そのうちの7年近くはライティング業のみをおこなっていました
月50万円というと、多くの人は十分に生活できる収入ではないでしょうか。
また、本記事の冒頭でも解説しましたが、WebライターとWebディレクターでは求められるスキルも変わってくるので向き不向きが異なります。
そもそもWebライターとWebディレクターでは、求められるスキルや向いている人の特徴が大きく異なります。
もちろん、ライティング力やSEOの知識など共通スキルもあります
WebライターとWebディレクターにそれぞれ求められるスキルは、下記の通りです。
- Webライター:ライティング力、SEOの知識、リサーチ力
- Webディレクター:スケジュール管理能力、コミュニケーション力、マルチタスク力
Webディレクターは取引先とWebライターの間に挟まれることも多く、調整能力やチームとして働く力が求められます。
また様々なタイプのWebライターを管理する役職でもあるため、どんなタイプの人ともトラブルなく対応するコミュニケーション力も必要です
Webライターの場合、期日までに記事を納品する、取引先やディレクターに丁寧に対応するといった基本的な社会人のマナーを守るだけで事足りる場合もあります。
長年Webライターをしている人の中には「自分は少人数の人と仕事をしたいから」と言ってWebディレクターの仕事を断っている人もいるほどです。
一言にWebディレクターといっても、そのスキルや経験には幅があります。
例えば、Web制作会社の新入社員が勉強・経験のためにディレクター職を任される場合もあります。
一方、そのメディアでWebライターとして記事を書いていた人がWebディレクターの仕事を追加で任される場合もあります。
両者では経験やスキルも大きく変わってくるはずです
WebディレクターがすべてのスキルでWebライターを上回るといったことは考えにくいですし、Webライターの方が執筆ジャンルの知識や業界経験が豊富な場合も十分に考えられます。
何度も言いますが、大切なことは自分がどんな風に働きたいか、どんなキャリアを築きたいかです
WebライターとWebディレクターの違い
ここまで、Webライターのキャリアアップ先がWebディレクターというわけではないと説明をしてきました。
本章では、そもそもWebライターとWebディレクターでは何が異なるのかといった視点で解説していきたいです。
WebライターとWebディレクターの違いは、主に下記の通りです。
項目 | Webライター | Webディレクター |
---|---|---|
役割 | Webサイトやメディアの記事を執筆する | サイトやメディアの制作全体を管理する |
仕事内容 | ・記事の構成 ・執筆 ・画像選定・作成(場合によって) ・入稿(場合によって) | ・コンテンツの公開スケジュール管理 ・ライターの記事チェック ・入稿(場合によって) ・キーワード選定 ・リライト記事選定 ・クライアントへのレポート作成 |
スキル 知識 | ・Webライティング力 ・SEOの知識 ・リサーチ力 ・執筆ジャンルの知識 | ・スケジュール管理能力 ・コミュニケーション力 ・Web制作の知識全般 ・SEOの知識 ・Webマーケティングの知識 ・校正、校閲能力 |
収入形態 | 文字単価や記事単価が多い | 時給制や月給制が多い |
上記のように、Webライターは記事を執筆するのが仕事であるのに対し、Webディレクターはコンテンツ制作全体を管理するのが仕事です。
Webディレクターの仕事は幅が広くライターの記事チェックや入稿作業を行うのみの場合からWordpressの構築や保守まで任される場合もあります。
仕事内容や求められるスキルに幅があるため、Webディレクターの方が収入幅が広く収入も高い傾向にあります
Webライターのメリット・デメリット
WebライターとWebディレクターの両方を経験して痛感したのですが、Webライターの最大のメリットは自分で仕事量や働く時間を調整しやすい点です。
一方、安定して稼ぎたいのであればWebライターよりWebディレクターに挑戦した方が良い場合もあります。
Webライターのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
Webライターとして働くメリットは、主に下記の通りです。
- 時間と場所を選ばずに自由に働ける
- 未経験者からでもスタートしやすい
- スキルアップすれば収入も上がる
Webライターは初心者におすすめの副業のひとつであり、Web業界やライティング未経験者でも挑戦しやすいです。
他にも、納期までに記事を仕上げれば仕事時間は問われないことが多いので、時間と場所を選ばずに働けます。
小さい子供がいてスキマ時間に働きたい人には、Webライターが向いています
Webライターとして働くデメリットは、主に下記の通りです。
- 収入が安定しにくい場合がある
- 未経験者はスキルを身につけるまでに時間がかかる
- 営業力や専門知識がないと高収入を得にくい
Webライターは記事を書かなければ報酬を受け取れないので、Webディレクターより収入が安定しにくいです。
一方、Webディレクターは「月〇時間契約」などと稼働時間が決められていることが多く、収入が安定しやすいです。
稼げるまでに時間がかかることを理解しておきましょう!
Webディレクターのメリット・デメリット
Webディレクターは月の稼働量が決められている場合も多く、Webライターより収入が安定しやすいのが特徴です。
またWebコンテンツ制作の全体に関わる機会も増え、様々なスキルを身につけられます。
Webディレクターとして働くメリットとデメリットを詳しく紹介していきます。
Webディレクターはライターが納品した記事のチェック、入稿作業やサイトの保守など仕事内容が多岐にわたります。
したがって、様々なスキルを身につけられるなど、下記のメリットがあります。
- 収入が安定しやすい
- 様々なスキルを身につけられる
- コミュニケーション力を磨ける
- サイトの成長に直接的に関われるため、やりがいを感じやすい
Webディレクターの仕事内容は多岐にわたるため、身につけられるスキルも様々です。
自分が得意なことを提案した結果、やりがいのある仕事や収入面で満足できる仕事にたどりつける可能性もあります
また、よくも悪くもWebディレクターは様々な人との調整が求められるため、コミュニケーション力も磨けます。
WebディレクターはWebライターと比較して責任が重くストレスケアが重要になる、調整力が求められるなどのデメリットがあります。
Webディレクターとして働くデメリットは、下記の通りです。
- 責任が重い
- 初心者・未経験者が就くのは難しい
- 働く時間帯・稼働量の制限を受ける場合がある
- 伸び悩んでいるサイトのディレクションを担当するとモチベーション維持が難しい
Webディレクターはサイト全体やコンテンツ制作全体に関わるため、責任が重くなります。
最初のうちは「自分がこんな仕事していいのか……、できるのか?」とびくびくするときもありました
深夜や早朝、休日問わず担当ライターさんから連絡が来るのは、最初のうちは慣れませんでした……
後、メディアが右肩上がりで成長しているときはやりがいを感じやすいのですが、伸び悩んできたり下がってきたりすると「クライアントのために、私なんかが何ができるんだろう……」と非常に落ち込みます。
良くも悪くもモチベーションや収入がサイト・メディアの成果と直結しています
Webライターの経験を活かしてWebディレクターになる方法
私はWebライター歴9年であり、Webディレクターとして仕事を始めたのは1~2年前のことです。
子供が小さかったので、稼働量の確保が求められるWebディレクターの仕事は断っていたのが理由です
最近は安定して稼働時間を確保できるようになったので、クライアントからWebディレクター職の打診を受けたときには引き受けています。
また、自分からWebディレクター求人に応募する機会も増えています
Webライターで培ったスキルや経験を活かして、Webディレクターになる方法を詳しく見ていきましょう。
Webライターとして仕事を請けていたクライアントから「Webディレクターもお願いしたい」と声がかかる機会が何度かありました。
稼働量や作業内容などの希望を詳しくお聞きして自分にこなせそうであれば、引き受けるようにしています。
ひとつのメディアでWebライターとして記事を書きつつ、他のライターのディレクションを行うときもあります
すでにWebライターとして仕事を請けている取引先からディレクション業務を打診された場合は、下記に注意しておきましょう。
- 作業内容や稼働量について確認、すり合わせを行う
- まずはお試し期間を設定する
- これまで依頼を請けていた記事執筆はどうするのか確認する
私の場合、記事を書くのが早いこともあり、Webライターとして文字単価・記事単価で仕事をする方が時給制のWebディレクターより稼げることがほとんどです。
そのため、基本的には「もっと利益に貢献したい」「メディア全体に関わりたい」と思ったクライアントのみディレクション業務を引き受けるようにしています。
WebライターよりWebディレクターの方が向いているのであれば、Webライターの経験を活かしてWebディレクター求人に応募するのもおすすめです。
ディレクション業務未経験者がWebディレクター求人に応募するときには、下記を意識しましょう。
- Webライターで培ったスキルや経験をアピールする
- 学習意欲をアピールする
- Webライター時代の実績を数値でアピールする
またWebディレクターの場合、応募時に月何時間作業可能かを記載しなければいけないことが多いです。
自分の仕事やプライベートの状況を整理し、新たに何時間くらい作業ができそうか見積もっておきましょう。
WebライターからWebディレクターになったときに読んだ本
私はクライアントから「Webディレクターもやってみて」「他のライターさんの記事もチェックして」と言われ出して徐々にWebディレクターの仕事が増えてきました。
校閲・校正や記事チェックの勉強をしてきたわけではないので、最初のうちは仕事の流れや進み方に戸惑う機会が多かったです。
少しでも知識を身につけたい、クライアントのために行動しなければと考え、下記の本を読みました。
どちらも非常に勉強になったので、感想を紹介していきます!
- 相手に気持ちよく要望を伝える文章がわかる
- 人当たりの良い文章を書けるようになる
Webディレクターになって1番戸惑ったのが、様々なライターと関わらなければならないことでした。
キャリアも性格も様々なライターがいるので、通りいっぺんのコミュニケーションではなく、その人に合ったやり取りが必要だと考えたからです
また、これまでクライアントとしかやり取りする機会がなかった私のチャット文章はかなり固かったので、丁寧でありつつ柔らかい印象を与える文章を勉強するために読みました。
対面でないと使えない文章もあるのですが、コミュニケーションの基礎を学べましたし、義実家とのやり取りにも多用しています!笑
校閲・校正についてきちんと勉強したことがなかったので、日本語文章チェック辞典を読み込み、ライターの記事チェックの参考にしています。
どこまで自分の文章に寄せて修正依頼を書けるべきなのかな、どこまでライターに委ねていいのかな?と悩んでいたので、基準が生まれたのはありがたかったです。
他にも、単語や漢字の正しさについては「記者ハンドブック」、文章の読みやすさについては「新しい文章力の教室」を参考にしています。
Webライター・Webディレクターの仕事内容・働き方についてよくある質問
最後に、WebライターやWebディレクターの仕事内容や働き方についてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- Webライターは月いくら稼げる?
- 正社員でWebライターの仕事をした場合、月収は20~30万円程度になることが多いです。
業務委託契約としてWebライターの仕事を行う場合は、契約内容や稼働量によって月収が変わります。
▶Webライターの収入相場について詳しくはコチラ
- Webディレクターの年収はいくら?
- フリーランス白書2020によれば、Webライターなどを含むクリエイティブ系の平均年収は400万円未満とされています。
- Webディレクターが向いている人の特徴は?
- Webディレクターが向いている人の特徴は、主に下記の通りです。
・コミュニケーション能力が高い
・調整力が高い
・マルチタスクが得意
・柔軟な対応ができる
- フリーランス未経験でもWebディレクターになれる?
- フリーランス未経験でもWebディレクターになることは可能です。
ただし、Web業界の知識やディレクション経験があった方が仕事を見つけやすくなります。
完全未経験者がフリーランスとしてWebディレクター案件を受注したい場合は、講座を受講して基礎知識を身につける、クラウドソーシングで仕事を探すなどがおすすめです。
【まとめ】Webディレクターが気になるなら挑戦してみるのもおすすめ
WebライターとWebディレクターは求められるスキルや適性が異なるので、必ずしもWebライターのキャリアアップ先がWebディレクターになるわけではありません。
とはいえ、Webディレクターは月給制や時給制の仕事が多く、収入が安定しやすいなどのメリットがあります。
安定した稼働量を確保できる人は、Webライターとして培った知識を活かしてWebディレクターの仕事に応募してみるのも良いでしょう。
WebライターがWebディレクターになるには、自分で求人を見つけ応募する他にWebライティングを依頼してくれたクライアントにディレクション業務も任せてもらう方法があります。
後者の方がすでに信頼関係がある程度構築できているはずですので、ハードルは低いといえるでしょう。
この記事を読んだ人が1人でも多く、自分にとって理想の暮らしや働き方ができることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました