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Webライターの仕事を始めたんだけど、案件に応募しても採用されなくて落ち込む……
どうしたらもっと採用されやすくなるのかな?採用されないことには実績を作れないよ……
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、採用されないWebライターの特徴や採用率を上げるコツを解説します。
フリーランスや個人事業主として働くWebライターは、自分で案件に応募して採用されないと報酬を得られません。
特に初心者のうちは、仕事に応募するもなかなか採用されず落ちこんでしまうこともあるでしょう。
私はWebディレクターとしてWebライターの採用側に回ることもありますが「この人は残念だけど採用できない」と感じる人にはある程度、共通点があります。
本記事では、Webライターの採用経験がある筆者が、採用されないWebライターの特徴や採用率を上げるコツを紹介します。
Webライターをやってて辛いと感じたときには、下記の記事もお読みください。
- Webライター歴9年
- 現在の月収は50~60万円程度
- 8歳・5歳の子供を育児中
- FP2級取得、金融・相続専門ライター
- 詳しいプロフィールはコチラ
- 採用されないWebライターの共通点
- Webライターの採用率を上げるコツ
採用されないWebライターの8つの共通点
私はWebディレクターとしてWebライターの面接や採用業務にかかわることもありますが、下記に該当するライターさんは残念ながら不採用とすることが多いです。
- 執筆実績がない
- 「初心者アピール」をしてくる
- 上から目線で聞いてもいない実績をアピールしてくる
- 募集要項を読んでいない
- クライアントの企業情報・ホームページを確認していない
- 応募している案件数が少ない
- 質問に対して回答がかみ合わない
- レスポンスが遅い
それぞれ詳しく紹介していきます。
Webライター未経験者で執筆実績がない場合、不採用となってしまうことが多いです。
「最初の仕事を受注できなければ、執筆実績を作れない」と悩む人もいますが、実績は個人ブログやnoteなどでの情報発信でも作れます。
クライアントワークの経験がほしいなら、クラウドソーシングのタスク形式の仕事を受注するのもおすすめです
「初心者ですが頑張ります」「未経験ですがよろしくお願いします」というアピールは、クライアントにとって全く魅力を感じません。
初心者だから何?とすら思われる可能性もあります
謙遜の意味で初心者アピールをするなら損なのでやめた方が良いですし、本当に初心者で自信がないならWebライティングについて最低限学んでから仕事に応募するのがおすすめです。
初心者アピールとは反対に、聞いてもいないことをベラベラと上から目線でアピールしてくるWebライターも不採用になりやすいです。
「コミュニケーションに難あり」と思われるリスクが高いです……
クライアントが求めていない実績をアピールしても「そんなこと今は聞いてない」と思われる可能性がありますし、質問に対して適切な回答ができないと判断される恐れもあるのでご注意ください。
Webライターの仕事に応募するときには、募集要項をきちんと確認しましょう。
募集要項を読まずに応募すると、求めるスキルを満たしていないのに応募してしまう恐れがあります。
文字単価が希望より低い、クライアントが稼働量を求めているが自分は副業ライターで月数本しか執筆できないなんてこともあるでしょう。
募集要項は、クライアントとライターのミスマッチを避けるために作られたものです。
合わない案件に応募して不採用となるなんて事態を防ぐためにも、募集要項は隅々まで目を通しましょう
クライアントの企業情報やホームページを確認せずに応募すると、クライアントに対して興味や理解がないと受け取られます。
クライアントのメディアに掲載されている記事を読んで「私だったらここをリライトする」などと考えておくのもおすすめです
採用されない理由のひとつに、応募している案件数が少ないことがあげられます。
応募数を増やせば経験を積むチャンスも増え、採用される確率もその分増やせます。
落ちても落ち込みすぎず、どんどん応募していきましょう!
応募時の質問に対して的確な回答ができないと、クライアントは不信感を抱きます。
ひとつの質問に対してダラダラ回答する、曖昧な回答をしてしまうと、上手くコミュニケーションを取れそうにないと判断される恐れもあるのでご注意ください。
案件に応募したものの、クライアントの選考メールや採用後のメールへの返信が遅いと、信頼を失う恐れもあります。
相手に信頼してもらうためにも、24時間以内にクライアントに返信する、連絡が取れない時期はあらかじめ伝えておくなどの対策が必要です。
Webライターの採用率を上げる7つのコツ
Webライターとして採用率を上げるためには、ポートフォリオを充実させる、初心者アピールをしないなど対策をする必要があります。
具体的には、下記をしておくのがおすすめです。
- ポートフォリオを充実させる
- 初心者アピールをせずプロとしての自覚を持つ
- 丁寧なやり取りを心掛ける
- 募集要項やクライアントのサイトを確認する
- 不採用のリスクに備え応募を繰り返す
- 質問された内容に対して端的に答える
- クライアントへの返信は24時間以内に行う
それぞれ詳しく解説していきます。
クライアントに実績をアピールするために、ポートフォリオを作成しましょう。
Webライターの場合、過去に執筆した記事のタイトルやURLを記載しておくことが多いです
記名記事を書いたことがない初心者ライターでも、自分のブログを運営する、noteでサンプル記事を作成しておくなどをすればポートフォリオで自分の実績を紹介できます。
Webライターとして仕事に応募するときには、決して初心者アピールをしないようにしましょう。
- Webライターとしての経験が浅いですが一生懸命頑張ります
- Webライター初心者なので色々勉強させていただきたいです
- Webライターの仕事は初めてですが、丁寧に仕事をします
上記のような初心者アピールをして良いことはひとつもありません。
クライアントにとって採用するライターが初心者かどうかは関係ないことですし「初心者だからといって質の低い記事でも許せってこと?」「初心者だからって色々質問してきて面倒くさそうだな」と思われる可能性もあります。
仮に本当に初心者で自信がない状態だとしても、提案文にその事実は記載せず契約した文字単価で仕事をこなすことだけを考えましょう。
Webライティングの仕事は受験などの試験とは違い、調べながら作業も可能です。
わからないことが出てきたら都度調べるくらいの気持ちでもOKです!
恐らく初心者アピールしてしまう人の多くは、謙遜や自信のなさから発言をしてしまうのかと思いますが、自分の損になってしまうので絶対にやめましょう。
提案文を送付するときなどクライアントとやり取りするときには、丁寧なやり取りを心がけましょう。
ただし、Webライターの場合、クライアントとのやり取りはメールやチャットなどテキストで行うことがほとんどと理解しておきましょう。
- 相手が理解しやすいように箇条書きなどを活用して一文を短くする
- 冒頭で連絡したい内容を端的に伝えてしまう
- 相手の文面やテンションに合ったコミュニケーションを取る
テキストでのコミュニケーションは、上記を意識して行わなければなりません。
例えば、ビジネスメールでは絵文字を使わないのが基本ですが、チャットの場合、結構使ってくるクライアントも多いです
私の場合、相手が絵文字を使う場合や逆にこちらがディレクターで相手に柔らかい印象を与えたいときには絵文字を使うときもあります。
Webライターの仕事に応募するときには、募集要項や記事の掲載先を事前に確認しておきましょう。
募集要項や掲載先メディアを確認しておけば、相手の悩みや要望にあった提案文を送付できます
私はディレクターとしてWebライターの採用に関わることもありますが、毎回下記のように質問をしています。
すでに弊社のメディアって見ていただけましたか?
正式な質問といった雰囲気ではなく、雑談交じりに質問することが多いです。
このときに「まだ見れていません」「後で見ます」と回答したライターさんは、経歴やスキルが素晴らしくても相性が悪いと感じ、不採用にすることがほとんどです。
どんなに経験を積んでも不採用になってしまうことをゼロにすることは難しいです。
自分より実績豊富なライターさんが同じ案件に応募していたら、ベテランライターさんでも普通に落ちます
不採用はある程度避けられないものと考えておきましょう!
初心者ライターさんで「複数案件に応募して全部採用されたらどうすればいいですか?」と言う人もいますが、正直、初心者のうちは全部に採用されることは少ないのであまり心配する必要はありません。
万が一、全部の案件に採用されたら「執筆効率を上げるチャンスだと考えてがむしゃらに仕事をこなす」「仕事を他のライターに外注して発注の経験も積む」などいくらでも対応可能です。
提案文を送付した後や面接などでクライアントに質問された場合、できるだけ端的に答えるように心がけましょう。
この人が書く文章も話し方と同様に長々としているのかな、なんて想像してしまいます……
面接などで緊張しているのであれば、ある程度仕方ないとも考えるのですが、提案文やその後のチャットのやり取りで質問への回答がずれている場合は、不採用とすることが多いです。
「採用したい」と思うライターさんは、もらった質問に端的にしつつ相手のニーズを刺激する一文程度をプラスしてくれます
クライアントからの連絡には、即レスは無理でも24時間以内に返信しておきましょう。
「この人、連絡すぐ返してくれるし信用できる」
「早く記事を納品してくれそう」
こんなふうに思ってもらえる可能性もあるからです。
副業ライターで本業の仕事中は返信できない場合、あらかじめ連絡が取れない時間を伝えておくと良いですよ
私が仕事を探す・応募するときにしている工夫
私はWebライター歴が9年、執筆ジャンルを金融、相続に絞っているということもあり、案件に落ちてしまう機会が大分減ってきました。
ただそれでも不採用になると落ち込んでしまうので、新規の案件に応募するときは下記の工夫をしています。
- 複数のクラウドソーシング・求人サービスに登録しておく
- プロフィール・ポートフォリオを充実させてスカウトを増やす
- 面接では自分ばかり話すのではなく相手の話を聞く
- 募集要項やクライアントのサイトを見てこちらから提案する
- 質問の意図がわからない場合は回答前に確認する
- 連絡が取れる時間をあらかじめ伝えておく
それぞれ詳しく紹介していきます。
1つのクラウドソーシングサイトや求人サービスだけに頼ると、希望に合う求人が見つかりにくくなってしまいます。
そのため、私は複数のクラウドソーシングサイトや求人サービスに登録し自分に合う求人がないか探すようにしています。
Aのサイトにはなかったけど、Bのサイトでは希望の求人が見つかるなんてときも多いです!
特に、Webライター初心者はクラウドソーシングのみに登録しがちですが、早い段階からフリーランスエージェントや高単価案件が多く掲載されている求人サイトに登録しておくことをおすすめします。
そもそも自分から案件に応募するのではなく、クライアントによるスカウトや問い合わせを増やすために、プロフィールやポートフォリオを充実させています。
自分から案件に応募した場合でも、プロフィールやポートフォリオは確認されるわけですし、だったら最初から整えておいた方が効率的です。
持論ですが、恋愛と同じでクライアントも向こうからアプローチしてくれた方が長期的なお付き合いが続くことが多いです
ポートフォリオやクラウドソーシングのプロフィールの作り方は、下記の記事で詳しく紹介しているのであわせてお読みください。
採用前に面接が行われる場合、自分のアピールをしようと考えるのではなく、相手が求めるライター像やWeb集客の悩みを聞くことを意識しています。
Webライターを募集する際には、下記のように複数の理由が考えられます。
- リソースが足りなくて記事の公開ペースが追いつかないから、外注ライターを増やしたい
- 順調にアクセスが増えてきているから新記事作成だけでなくリライトまで任せられるライターを探している
- 最終的にはディレクションまで任せられるライターを探している
- 監修の手間がかかって仕方ないので、ある程度、専門的な知識を持つライターを探している
上記の場合、それぞれ求めるライター像は異なるはずです。
クライアントが「リソースが足りないんだよね」と言った場合には「毎月10本は納品できます」などと稼働量をアピールすればいいはずです
このように、面接では相手の話を聞き出してから、相手の悩みに合うアピールをした方が圧倒的に受かりやすくなります。
提案文を送る段階で、募集要項やクライアントのメディアを確認して、こちらからプラスαの提案をするようにしています。
例えば、記事の公開スペースが遅めだと感じた場合、自分の稼働量をアピールして「月〇本執筆可能です」などと提案します。
他には、記事の公開スピードは速いもののリライトまで手が回っておらず、記事の情報が最新ものでない場合は、リライト対応もできますと提案可能です。
募集されている仕事に加えて提案まで行うことで、外注ライターから一歩抜けて「Web集客の頼れる味方」になれる可能性もあるでしょう
応募時や面接時にクライアントからの質問が分かりにくい場合、私は必ず回答する前に意図を確認しています。
質問の意図や詳細を確認して正確に回答した方が、相手の要望も満たせる可能性が上がりますし、クライアントが求めていることも理解しやすくなるからです。
旅行や外出などで連絡が取れない時間がある場合は、事前にクライアントに伝えておきましょう。
私は応募時や面接時に、自分が対応できる時間帯を明確に伝えています。
また、普段はクライアントとチャットワークでやり取りするので、休日予定はチャットワークのアカウント名の後に記載しています。
「なんだかわからないけど返信がない」って思われるより「今日はお休みだから返信もらえなくても仕方ないな」と思ってもらえる可能性があります
Webライターが採用されないときによくある質問
最後に、Webライターが採用されないときによくある質問を回答と共に紹介していきます。
- Webライターの辞め方は?
- 企業に雇われているWebライターの場合、通常のパートや正社員が退職するときと同様に手続きを進めます。
業務委託契約のWebライターの場合、契約書に定められた期間までに辞めることを伝え、契約を終了しましょう。
- Webライターは何歳までできる?
- フリーランスや個人事業主としてWebライターの仕事をしているなら、何歳まででも働けます。
心身共に健康であれば、60代や70代でも仕事を続けられるはずです。
- Webライターは誰でもなれる?
- Webライターになるには資格などは必要ないので、なりたいと思ったときから仕事を始められます。
まずはクラウドソーシングなどに登録し、仕事に応募してみましょう。
【まとめ】実績・丁寧なやり取りで案件受注を目指そう
フリーランスや個人事業主として働くのであれば、Webライターに限らず自分で仕事に応募して受注しなければなりません。
ライバルに勝ちWebライターとして採用されるためには、下記の対策を行いましょう。
- ポートフォリオを充実させる
- 初心者アピールをせずプロとしての自覚を持つ
- 丁寧なやり取りを心掛ける
- 募集要項やクライアントのサイトを確認する
- 不採用のリスクに備え応募を繰り返す
- 質問された内容に対して端的に答える
- クライアントへの返信は24時間以内に行う
採用率を上げる方法は、実績を積んでポートフォリオを充実させる、丁寧なコミュニケーションを心掛けるなど、一朝一夕では対策しきれないものも多いです。
初心者のうちは、1件仕事が完了したらポートフォリオを更新するなどの方法で、少しずつ対策をしていきましょう。
この記事を読んだ人がWebライターとして希望の仕事に採用されることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました