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Webライターとして月数万円稼げるようになったけど、急に案件終了になった!どうしたらいいんだろう
フリーランスや個人事業主として働くWebライターは、自分でリスク管理をしなければなりません
取引先を一社だけに限定しないなどの対策をしましょう
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、Webライターのリスク管理について解説します。
企業に所属せずフリーで活動するWebライターは、取引先選定や入金管理などのリスク管理を自分でしなければなりません。
具体的には、採用する気がないクライアントを見極める、契約前に修正回数や作業内容を確認しておくなどの対策が必要です。
本記事では、Webライターが巻き込まれやすいトラブル例や適切にリスクを管理する方法を紹介します。
まだ、Webライターの仕事を始めていない人や初心者は、下記の記事も合わせてお読みください。
- Webライター歴9年
- 現在の月収は50~60万円程度
- 8歳・5歳の子供を育児中
- FP2級取得、金融・相続専門ライター
フリーランスのWebライターは自分でリスク管理しなければならない
企業に所属せずフリーランスや個人事業主として働くWebライターは、案件獲得から納品、報酬の受け取りまでをすべて自己責任で行わければなりません。
Webライターの収入を安定させるには、様々なトラブルやリスクに対処する能力を身につけましょう。
次の章では、Webライターが巻き込まれやすいトラブルについて詳しく解説します。
Webライターが巻き込まれやすいトラブル例
Webライターが直面しやすいトラブルには、いくつかのパターンに分けられます。
トラブル例として多いものは、下記の通りです。
- 採用する気がないテストライティングに応募してしまう
- 応募時の条件と異なる状態で採用されてしまう
- 個人情報を悪用されてしまう
- 想定していたより修正回数が多く工数が増えてしまう
- 採用後・納品後に追加業務が発生する
- 納品した記事・画像の著作権で揉めてしまう
- 納品した記事が炎上・訴えられてしまう
- 納期のすり合わせで揉めてしまう
- 納品したのに報酬を支払ってもらえない
- 案件が急に停止になり報酬がなくなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
採用する気がない悪質なテストライティングに応募してしまい、安価もしくは無償で働いてしまうケースもあります。
一部のクライアントは、Webライターを実際に採用するつもりがなく、無料もしくは安価で記事を書いてもらうためにテストライティングを実施する場合があるのでご注意ください。
このようなトラブルを防ぐには、テストライティングの条件や採用プロセスを確認しておく、本採用とテストライティングの報酬が大きく違う仕事には応募しないことが大切です。
応募時に提示された条件と、実際に採用された後の条件が異なるケースもあります。
例えば、報酬が当初の約束よりも低くなったり、業務内容が増えたりする場合があるので注意しなければなりません。
このようなトラブルを避けるためには、事前に契約書や業務内容を詳細に確認し、条件が明確でない場合は確認した上で契約書に追記してもらいましょう。
フリーランスとして活動する際には、個人情報の提供が求められる場合があります。
クライアントが企業であれば悪用リスクも低いですが、個人から仕事をもらう場合は相手が信頼できるか見極めましょう。
私の場合は、以前クライアントから免許証の提出を求められたことがありましたが、採用条件に後出しが多かったのでトータルで使用できないと辞退した経験があります。
クライアントによっては、納品後に何度も修正依頼を行う場合があります。
「思ったより修正が多くなってしまった」という事態を避けるには、契約時に修正回数を明確に設定しておくと良いでしょう。
クライアントによっては、納品後に追加で業務を求められてくる場合もあります。
追加作業の発生を防ぐためにも、契約時点で自分が作業する内容、範囲を明確にしておきましょう。
Webライティングでは、著作権に関するトラブルも発生しやすいのでご注意ください。
例えば、商品の口コミ記事などを作成する場合、Webライターが自分で商品の使用画像を撮影し記事に掲載する場合もあるでしょう。
その場合は、画像についても納品後はクライアントが権利を持つのか確認しておく必要がありますし、場合によっては画像について買取を交渉することもご検討ください。
他には、納品した記事を自分の実績とポートフォリオにURLを記載して良いのかなどを確認しておくと安心です
納品した記事が炎上する、法的な問題に発展するケースも考えられます。
納品し、クライアントに権利が帰属した記事であっても炎上してしまうと、自分の実績に傷がつく恐れもありますし、自分に被害がなくても読者を傷つける恐れがあります。
専門知識が必要な場合や意見が割れる部分は、クライアントに確認した上で執筆するようにしましょう!
また、万が一炎上や訴訟問題に発展したときに備えて、責任範囲を明確にした契約書を作成するのも大切です
Webライターは納期を自分で管理する必要があるため、納期に遅れてしまう、認識にずれがあるなどでトラブルが起きる場合があります。
契約前であれば、快く納期を調整してくれるクライアントも多いです
他にもクライアントと決めた納期が「初稿提出なのか」「修正済み原稿を提出なのか」も確認しておくと安心です。
記事を無事納品したにもかかわらず、報酬を払ってもらえないトラブルも中にはあります。
フリーランスにとっては、死活問題ですよね
報酬未払いを防ぐには、契約前に支払い条件を明確にしておく、信頼できるクライアントを選ぶことが大切です。
他には、万が一未払いが発生したときのために弁護士保険に加入しておくなどもおすすめです
Webライターの場合、案件が急に停止になり来月以降の報酬がなくなってしまう可能性もゼロではありません。
- クライアント側の予算削減が決まった
- クライアントがメディア運営・記事執筆を内製化すると決めた
- クライアントがメディア運営自体から撤退すると決めた
案件停止により収入が0円になるのを防ぎたいのであれば、常に複数の取引先と仕事をしてリスクを軽減しておかなければなりません。
Webライターがトラブルを避けリスクを管理する方法
Webライターが先ほど紹介したトラブルを避け、適切なリスク管理を行うには悪質なクライアントを見極める、契約内容をよく確認しておくなど基本的なことを大切にしていきましょう。
具体的には、下記に注意しておくと安心です。
- 悪質な案件・クライアントを見抜く
- 個人情報の取り扱いに注意する
- 契約前に修正回数や業務内容・著作権についてすり合わせをする
- 契約書を作成しておく
- 著作権について勉強しておく
- 薬機法や景品表示法について勉強しておく
- 余裕を持って作業・納品する
- 直接契約の場合はクライアントの会社・連絡先を控えておく
- 数ヶ月から半年分の生活費を貯金しておく
- フリーランス向けの保険に加入しておく
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webライターとしてリスク管理し安定した収入を得たいのであれば、悪質な案件やクライアントを見抜く目を持ちましょう。
Webライターへの依頼相場を知らないなど悪意がないクライアントもいますが、中にはわざと契約書を用意しない、都合が悪くなると逃げるなど詐欺に近いクライアントもいます。
企業に所属せず、フリーランスや個人事業主として活動するWebライターは自分で悪質なクライアントを見極め、避けていかなければなりません。
テストライティングが安い仕事への応募は避ける、クラウドソーシングの評価を確認しておくなどの対策をしましょう
応募を避けるべき地雷案件については、下記の記事で詳しく紹介しています。
Webライターとして個人で活動するなら、個人情報の取り扱いに注意しましょう。
また、クライアントだけでなく、SNSで知り合った人などと個人情報をやり取りするときも細心の注意が必要です。
Webライターとして仕事をする際には、クライアントと契約をする前に仕事内容や著作権、修正回数について取り決めをしておきましょう。
契約書を交わす、契約書に不明点がある場合は確認しておくなど基本的なことが大切です!
新しい取引先と仕事をするときには、契約書を作成しておきましょう。
クライアントが法人の場合、相手が「業務委託契約書」などを作成してくれることが多いです。
契約書を作成しておけば、業務内容のすり合わせも行えますし、後からトラブルになったときも契約書に書かれていると主張できるからです。
Webライターとして活動するのであれば、著作権について必ず勉強しておきましょう。
また、納品・公開された記事の所有権についてクライアントとトラブルになることも避けられるはずです。
執筆するジャンル、内容によっては、薬機法(旧薬事法)や景品表示法なども勉強しておくと安心です。
薬機法とは、医薬品や化粧品などの製造や販売に定めたルールであり、コンテンツや広告の表記方法についても決められています。
したがって、化粧品や医薬品、健康食品などの記事を書く際には薬機法を遵守した記事を執筆しなければなりません。
薬機法を守っていないと記事の修正も必要になりますし、クライアントの評価も下がるのでご注意ください
納期遅れを避けるために、普段から余裕を持ったスケジュールで作業しておきましょう。
特に、納期が短い案件を受注するときや子供の長期休暇など作業しにくい時期の受注は注意しておきましょう!
直接契約で仕事をする場合、クライアントの会社名や連絡先、担当者名を確認しておきましょう。
下記のように、会社の実在が確認できない場合や連絡先が本当か不安な場合は、契約を見送ることも視野に入れましょう。
- 会社名を教えてもらえない
- 教えてもらった会社名で検索してもホームページなどが出てこない
- 会社の公式ホームページは出てきたが連絡先が記載されていない、教えてもらったものと異なる
私の場合ですと、Webライター初心者のうちは「最悪、この仕事分の報酬がゼロになるだけか」と考えて、個人のアフィリエイターから受注するときもありました。
結果、クライアントが個人の場合でも信頼できる方ばかりで「いや、最初ちらっと疑ってごめんなさい……」と思いました
しかし、近年では相続分野に特化しており、クライアントも士業に集中しているので士業事務所や法人の公式ホームページは必ず確認しています。
フリーランスや個人事業主として働くWebライターは収入が不安定になる場合もあるので、案件停止にも備えて数ヶ月から半年分の生活費を貯金しておくと安心です。
とりあえずの生活費を確保できているか、できていないかでは気持ちの上で大きく変わってきます
私の場合、子供の習い事費用や家族旅行代をWebライターの収入で賄っているのですが、今年の費用を貯めるのではなく来年の費用を用意する意識でいます。
また、来年の費用を貯めきって余った分は投資に回していますし、iDeCoも満額で積み立てるようにしています。
病気やケガなどによる収入減少リスクにも備えるため、フリーランス向けの保険や医療保険などに加入することも検討しましょう。
例えば、フリーランス向けの保険である【FREENANCE】では「あんしん補償プラス」という保険が用意されています。
あんしん補償プラスでは、ケガや病気などで働けなくなった場合、あらかじめ申し込みしていた金額を最長1年間保険金として受け取り可能です。
天災によるケガにも対応しているので、1人暮らしの人や自分が大黒柱の人は加入を検討してもよいのではないでしょうか
なお、あんしん補償プラスは団体割引を適用するために「一般社団法人フリーランスAWS協会」に加入する必要があります。
\ フリーランス向け保険・ファクタリング /
Webライターのリスク管理についてよくある質問
最後に、Webライターのリスク管理についてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- Webライターは甘くないですか?難しい?
- Webライターは、自分で仕事を探すことから報酬受取まで自分でする必要があります。
営業経験のない人や「初心者だけどスキマ時間で月数十万円稼ごう」などと考える人は、考えが甘く思ったより稼げないと感じる場合もあるでしょう。
▶Webライターが辛いと思うときについて詳しくはコチラ
- Webライターに必要なスキルとは?
- Webライターになるにあたり最低限必要なスキルは、主に下記の通りです。
・Webライティング力
・リサーチ力
・基本的なパソコン能力
・著作権についての知識
・コミュニケーション能力
・スケジュール管理能力
▶Webライターに必要なスキルについて詳しくはコチラ
フリーランスや個人事業主として働く場合、Webライターに限らず自分でリスクを把握、管理しなければなりません。
Webライターは初期費用が少なく気軽に始められる職種ではありますが、安定して稼ぎたいのであれば下記の方法でリスクに対策しておきましょう。
- 悪質な案件・クライアントを見抜く
- 個人情報の取り扱いに注意する
- 契約前に修正回数や業務内容・著作権についてすり合わせをする
- 契約書を作成しておく
- 著作権について勉強しておく
- 薬機法や景品表示法について勉強しておく
- 余裕を持って作業・納品する
- 直接契約の場合はクライアントの会社・連絡先を控えておく
- 数ヶ月から半年分の生活費を貯金しておく
- フリーランス向けの保険に加入しておく
初心者や未経験者でクライアントを見抜けるか不安な人は、クラウドソーシングを活用して徐々に直接契約に挑戦していくなどでも問題ありません。
リスクは無視しすぎても備えすぎてもダメなので、適切に見極め対処しておきましょう。
この記事を読んだ人が1人でも多く、Webライターとして自分の理想の働き方や暮らしを実現できることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました