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クラウドソーシングで仕事をするのは慣れてきた!次は直接契約を受注したい
直接契約で仕事を請ける方法や仕事の流れを知りたい
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、Webライターが直接契約の仕事を受注する方法やメリット、デメリットを解説していきます。
直接契約とは、オウンドメディアを運営している企業やWeb制作会社から記事執筆の仕事を請けることです。
クラウドソーシングやエージェント経由の仕事と比較して「直接契約」という表現が使用されています
直接契約の場合は、クラウドソーシングと異なり手数料がかからないので手取りが増えるのがメリットです。
一方で、直接契約は何かトラブルが起きたときも、すべて自分で対処しなければなりません。
本記事では、Webライターが直接契約の仕事を受注する方法やメリット、デメリットを解説します。
- Webライター歴9年
- 現在の月収は50~60万円程度
- 8歳・5歳の子供を育児中
- FP2級取得、金融・相続専門ライター
- Webライターが直接契約で仕事を受注する方法
- Webライターが直接契約で仕事を受注するメリット・デメリット
- Webライターが直接契約で仕事をするときの流れ
Webライターが直接契約の仕事を受注する7つの方法
Webライターが直接契約の仕事を受注するには、SNSを通じて応募、募集するなどの方法があります。
- XなどのSNS
- 企業のメディアに直接応募する
- 制作会社や編集プロダクションのライター募集に応募する
- 求人サイトから応募する
- 知人に仕事を紹介してもらう
- オンラインサロンに加入する
- ブログからお問合せをもらう
それぞれ詳しく解説していきます。
XなどのSNSで自分の実績をアピールしておくと、SNS経由で仕事を依頼される場合があります。
加えて、他のライターやディレクターと交流しておくことで、仕事を回してもらいやすい環境づくりも行えます。
企業が運営するオウンドメディアやブログに直接応募するのも、直接契約を受注するのに有効な方法です。
オウンドメディアを運営している企業は、外部のライターを雇っているところも多いですし、質の高いコンテンツを安定して供給したいと考えています。
まとまった量の仕事をしてくれる、質の高い記事を納品してくれるライターさんは重宝されるはずです!
ただ、お問合せから応募する場合は担当者に迷惑を掛けないように、丁寧かつ簡潔な提案文を用意しなければなりません
提案文の書き方については「【初心者向け】Webライターの提案文とは?重視される要素や書くべき内容」で詳しく紹介しています。
一般的な求人サイトでも、Webライター向けの仕事が掲載されています。
ただし、条件の良い求人には応募が殺到するため、他のライバルに勝つ提案文やポートフォリオを用意する必要があるでしょう。
ポートフォリオの作成方法やコツは「Webライターがポートフォリオに記載すべき項目9つ|作成時のコツとは」で、詳しく紹介しています。
これまで築いてきた人脈を活かして、直接契約を受注するのもひとつの方法です。
例えば、過去に一緒に仕事をしたクライアントやライター仲間に依頼してもらえば、新しい仕事の機会が生まれる場合もあります。
一度、仕事が途絶えたクライアントでも季節の挨拶や「その後いかがでしょうか」とお伺いし、そこから依頼につながったケースもあります
Webライター向けのオンラインサロンに加入すれば、サロンを通じて仕事を紹介してもらえる場合もあります。
オンラインサロンでは、メンバー同士で仕事を紹介しあうこともありますし、サロン自体が編集プロダクションのような機能を担っていることもあるからです。
サロンに加入して仕事を得たい場合は、受け身ではなく積極的にノウハウを公開する、サロン内の面倒な作業を積極的にこなすなども重要です
自分のブログを運営し、そこから仕事について問い合わせをもらうのも非常に効果的です。
例えば、ブログで自分の専門分野や趣味について発信を続けていれば、興味を持った人が依頼してくれる場合もあります。
私の場合もブログを通じて記事執筆の依頼をもらったこともありますし、商品提供&レビュー記事の作成を依頼されたこともあります。
ただ、高品質な記事を書く必要がある、ブログの成果はすぐに出るわけではないことを理解しておきましょう
Webライターが直接契約で仕事をするメリット
Webライターが直接契約で仕事をする場合、クラウドソーシング経由で仕事をするときと異なり手数料が発生しないメリットがあります。
他にも、継続依頼につながりやすいなど下記のメリットが考えられます。
- 手数料が発生しないので手取りを増やせる
- 継続依頼を受注しやすくなる
- クライアントと信頼関係を作りやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webライターが直接契約で仕事をする最大のメリットは、手数料が発生しない点です。
10万円働いても2万円が手数料として引かれてしまうのは、かなり辛いですよね……
しかし、直接契約では手数料が不要となるため、報酬の全額を受け取れます。
これにより、同じ仕事量でも手取り収入が増え、収入を増やしやすいです。
直接契約は、クライアントと直接やり取りする機会が増えるため、継続依頼につながりやすいのもメリットです。
直接契約は採用コストがかかっている分「信頼できるライターを見つけて長期にわたり記事を書いてほしい」「ゆくゆくは構成作成や他のライターの校正もお願いしたい」など考えているクライアントも多いです。
信頼に足るやり取りや仕事をすれば、相手もその分応えてくれる可能性が高いです
継続依頼のメリットやデメリット、受注方法については「Webライターは継続案件を受注しよう!受注率アップのコツとは」でも詳しく解説しています。
直接契約では、クライアントと直接やり取りする機会も多いため、信頼関係を築きやすくなります。
クライアントとの信頼関係が深まることで、クライアントが別のプロジェクトを立ち上げる際に声をかけてくれる、業務範囲を広げないかと相談してくれる確率も上がります。
加えて、クライアントの意向や要望を直接聞く機会も増えるため、より的確にニーズに応えることができ、品質の高い記事を納品しやすくなります。
Webライターが直接契約で仕事をするデメリット
Webライターにとって直接契約にはメリットがある一方で、営業力が求められる、トラブルもすべて自分でどうにかしなければならないなどのデメリットがあります。
Webライターが直接契約で仕事をするデメリットは、下記の通りです。
- 営業力が求められる
- トラブルが起きたら自分で対処しなければならない
- クライアントと個人情報をやり取りしなければならない
- 事務作業が増える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
直接契約の仕事を得るためには、自分自身で営業活動を行わなければなりません。
本記事の冒頭で解説したように、Webライターが直接契約を受注する方法はいくつかあります。
とはいえ、SNSが得意なライターさんがいれば不得意なライターさんもいるなど、それぞれ得意とする仕事の取り方や営業スタイルはある程度決まっているはずです。
また、クラウドソーシングであれば無料登録やプロフィール入力を完了させれば仕事に応募できるものの、直接契約の場合はポートフォリオやブログ、SNSアカウントの用意なども必要になってきます。
仕事を請けるハードルや見つけるハードルが高いと感じるライターもいるはずです
直接契約では、トラブルが発生した際にすべて自分で対処しなければなりません。
これまでクラウドソーシングで仕事をしてきた人には、ハードルが高いですよね……
私は、これまで報酬トラブルなどに巻き込まれたことはないのですが、個人情報を聞き出してくるなど「ちょっとおかしいな?」と感じるクライアントとやり取りした経験はあります。
フリーランスの場合は周りに同じ環境の人が少なく、悩んだときに相談が難しいのも直接契約の難しさにつながりますよね……
直接契約では、クライアントと個人情報をやり取りする機会が増えるため、それをネックに思う人もいるでしょう。
私の場合、士業事務所や法人が主なクライアントのため、故人情報の管理については、しっかりしてもらっており不安は感じておりません。
しかし、アフィリエイターやインフルエンサーなど個人から仕事を請ける場合、情報漏洩リスクはないだろうか不安になりますし、信頼できる相手じゃないと一緒に仕事はできません。
直接契約は、クラウドソーシング経由の仕事よりも、事務作業が増えてしまいます。
契約書も各社で異なる内容をひとつずつ確認する必要がありますし、報酬受取については入金確認までしなければなりません。
執筆以外の作業にかかる時間が増えてしまうため、事務作業が増えることを考慮しても自分が納得できる単価で仕事を請ける必要があります。
Webライターの文字単価や収入については、下記の記事で詳しく紹介しています。
【注意】クラウドソーシング経由で知り合ったクライアントと直接契約するのは規約違反
クラウドソーシングを利用していると「手数料がもったいない」「手取りを増やしたい」と感じることはあるはずです。
クラウドソーシングは、仕事を探している人と作業者を探している人をつなぐプラットフォームです。
クラウドソーシングはマッチングおよび作業が完了したときに手数料を受け取る仕組みなので、サービスを利用するだけ利用してその後は手数料を支払わない行為を禁止しています。
「クラウドソーシングの手数料がもったいないから直接契約をしてください」と言ったら、クライアントの信頼を失う恐れがありますし、クラウドソーシングにバレるとアカウントを停止されてしまいます。
反対に「手数料が大変だから直接契約しましょう」と持ち掛けてくるクライアントも倫理意識が低いと考え、その後の契約を考えなおした方が良いでしょう。
Webライターが直接契約で仕事をする流れ
これまでクラウドソーシング経由で仕事をしてきた人の中には、直接契約で仕事をするってどんな感じなんだろうと不安でいっぱいな人もいるのではないでしょうか。
本章では、そんな人に向け、直接契約で仕事をするときの流れを詳しく解説していきます。
- 仕事に応募する・紹介してもらう
- 面接やテストライティングを行う
- 契約書を交わす
- 記事執筆をする
- 納品をする
- 修正対応をする
- 請求書を発行する
- 入金確認をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まず、直接契約の仕事を見つけるために、自分で積極的に営業活動をしなければなりません。
具体的には、本記事冒頭で紹介した下記の方法を試すのがおすすめです。
- XなどのSNS
- 企業のメディアに直接応募する
- 制作会社や編集プロダクションのライター募集に応募する
- 求人サイトから応募する
- 知人に仕事を紹介してもらう
- オンラインサロンに加入する
- ブログからお問合せをもらう
執筆ジャンルやクライアントによっても、仕事の探し方は変わってくるはずなので、複数試してみて自分に合う方法を見つけましょう!
仕事に応募した後、多くの場合はクライアントとの面接やテストライティングが行われます。
また、テストライティングでは、クライアントの指示に従ってサンプル記事を執筆し、自分の文章力や執筆ジャンルの知識をアピールします。
Webライターの面接対策やテストライティングで気を付けることについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
面接やテストライティングに合格したら、クライアントと契約書を交わします。
契約書には、下記の内容が記載されていることが多いです。
- 報酬額(単価など)
- 納期
- 契約期間
- 修正対応の範囲・回数
- 納品後の記事の所有権
上記のように、仕事に関する具体的な条件が記載されています。
契約内容に不明点がある場合は、納得がいくまで確認しましょう。
私の場合は、納品後の記事の所有権や修正対応の範囲、回数についてクライアントと相談することが多いです
契約が成立したら、いよいよ記事執筆に取り掛かります。
クライアントから依頼されたキーワードをもとに執筆を進めましょう。
記事の書き方自体は、下記の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
記事が完成したら、クライアントに納品しましょう。
クライアントの指示した方法で正しく納品すれば、相手の負担を減らし「きちんと仕事をしてくれる人だな」と評価してもらえます
納品後、クライアントから修正依頼が来る場合があります。
クライアント側は記事の公開時期を決めていることが多く、修正が遅れてしまうと、公開スケジュールに影響を及ぼす恐れがあるからです。
修正対応の範囲や回数は、事前に面接や契約書で合意しておくとトラブルにつながりにくいです。
すべての作業が完了したら、クライアントに対して請求書を発行します。
抱えているライターさんの数が多いクライアントの場合、自社でフォーマットを用意している場合もあります。
用意していないクライアントにも対応できるように、自分でもひな形を作成しておくのがおすすめです
請求書を提出する際にも、PDFで提出なのか、メールで提出なのかなどを確認し不備のないようにしましょう。
請求書を発行した後、クライアントからの入金を確認します。
万が一、入金が遅れている場合や確認できない場合、金額が誤っている場合はクライアントに連絡しましょう。
Webライターが直接契約で仕事をするときに必要な書類
Webライターが直接契約で仕事をする場合、契約書や請求書に目を通す機会が増えるはずです。
クラウドソーシングで仕事をしていたときには、目にすることが少なかった2つの書類について詳しく見ていきましょう。
契約書は、クライアントとの取引内容を明確にするための重要な書類です。
契約内容にもよりますが、契約書には下記の内容が記載されていることが多いです。
- 報酬額(単価など)
- 納期
- 契約期間
- 修正対応の範囲・回数
- 納品後の記事の所有権
- 秘密保持
契約書は細かいし難しく書かれていてわかりにくい!と思ってしまいそうですが、何かあったときにライターを守ってくれる書類でもあります。
直接契約の場合は契約書が法的な根拠となるため、必ず作成してもらう、作成してもらえない場合は自分で作成しましょう。
作成してもらった場合は、内容に問題ないか細かく確認することが大切です!
請求書は、クライアントに報酬を請求するための書類です。
相手方がフォーマットを指定していない場合、下記の内容を記載した請求書を作りましょう。
- 作業内容
- 報酬額
- 支払い期日
- 振込先
当たり前ですが、請求書の内容に不備があると作成し直しが発生する、入金額が誤ってしまう可能性もあります。
細心の注意を払って作成しましょう!
Webライターの直接契約についてのよくある質問
最後に、Webライターが直接契約を結ぶときによくある質問を回答と共に紹介します。
- 直接契約とは?
- クラウドソーシングなどで仕事を受注するのと異なり、クライアントと直接契約を結び仕事をすることです。
- Webライターの平均収入は?
- 正社員でWebライターの仕事をした場合、月収は20~30万円程度になることが多いです。
業務委託契約としてWebライターの仕事を行う場合は、契約内容や稼働量によって月収が変わります。
▶Webライターの収入について詳しくはコチラ
- Webライターは誰にでもできる?
- Webライターになるのに資格などは必要ないので、文字入力ができてインターネットにつながるパソコンがあれば始められます。
▶Webライターになるのに必要なものについて詳しくはコチラ
【まとめ】Webライターの仕事に慣れたら直接契約で受注しよう
クラウドソーシング経由で仕事を受注していると、収入が増えてきたときに「手数料がもったいない」と感じることがあるはずです。
そう感じたら、直接契約の仕事に挑戦してみましょう。
Webライターが直接契約で仕事を受注すれば、クラウドソーシングに支払う手数料を節約できますし、クライアントと信頼関係を築き長期にわたり仕事をもらえることも多いです。
Webライターが直接契約で仕事を受注する方法は、主に下記の通りです。
- XなどのSNS
- 企業のメディアに直接応募する
- 制作会社や編集プロダクションのライター募集に応募する
- 求人サイトから応募する
- 知人に仕事を紹介してもらう
- オンラインサロンに加入する
- ブログからお問合せをもらう
ただし、直接契約で仕事を受注すると、何かトラブルが起きてもすべて自分で対処しなければなりません。
少しでも不安に感じたら周りに相談する、信頼できないクライアントとは仕事をしないなどの意識も持ちましょう。
本記事を読んだ人が1人でも多く、直接契約で仕事を受注し、自分の理想の生活や働き方を実現できることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました